人物
プラダのロレンツォ・ベルテッリ氏の語るAI時代 「自動化によって、職人の価値が高まる」
イタリア、フィレンツェ近郊のスカンディッチ発。「テクノロジーとAIは、我々に効率性をもたらし、高付加価値の仕事に時間を割くことを可能にするだろう」。プラダ・グループのチーフ・マーケティング・オフィサー兼CSR責任者であり、次期CEOでもあるロレンツォ・ベルテッリ氏はそう述べた。ベルテッリ氏は11月、現CEOのアンドレア・グエッラ氏と共にスカンディッチを訪れ、プラダ・アカデミー・グループの設立25周年を祝った。また、ベルテッリ氏はスカンディッチ工場の職人であり、レザーグッズのスペシャリストであるフランチェスカ・レットーリ氏およびレオナルド・ネージ氏と長時間にわたり対談した。 ロレンツォ・ベルテッリ氏:「AIは短期的な混乱を招くが、長期的には楽観視している」 ベルテッリ氏は、ファッション業...
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ファッション
タイムリー、そしてタイムレス:新旧ミドルブランドに触れて、日本の服飾文化を学ぶ
日本の中価格帯のブランドは、この大量生産大量消費、SNSによるステータス誇示が当たり前になった現代のファッションに一石を投じる。なぜならこのようなブランドは “上質で控えめ、そしていまどき”を体現しているからだ。 その反面、かつて日本の衣料市場の中心だったミドルブランドは、1990年代以降、安価な輸入服やファストファッションの台頭によって主役の座を譲ることになる。しかし現在、その存在意義があらためて見直されつつある。価格の安さや派手さよりも、品質や長く使える価値を重視する消費者が増えているからだ。 BeamsやUnited Arrowsといったミドルブランドとは、商品の平均単価が1.5万円から5万円ほどの、高級ブランドよりは安く、ローブランドよりは高い価格帯のアイテムを展開しているブラ...
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