記事の著者 Jule Scott
【“最もホットなブランド”ランキング最新版】「ミュウミュウ」、“姉”「プラダ」抜き1位に
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10月11日、英国発ファッション検索サイト「リスト(Lyst、以下Lyst)」が「リスト・インデックス(Lyst Index、以下、Lyst インデックス)」2023年第3四半期版を公開した。「最もホットなブランド(Hottest Brands)」ランキングでは、イタリアのラグジュアリーブランド「ミュウミュウ(MIU MIU)」が前回1位の「ロエベ(LOEWE)」に加え、“姉”ブランドである「プラダ(PRADA)」を抜き、1位を獲得した。 「ミュウミュウ」の前回(2023年第2四半期版)の順位は「ロエベ」「プラダ」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」に次いで4位だった。なお、「ロエベ」と「プラダ」は今回のランキングではそれぞれ2位と3位となった。また、上位20ブランドのうち、新たにラン...
サンローラン、ベルリンで‘24年春夏メンズコレクションを披露
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12日に発表された、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)による「サンローラン(SAINT LAURENT)」の2024年春夏メンズコレクションは、べルリンのナイトクラブでのショーを期待していた業界関係者にとっては少し物足りなかったかもしれない。なぜなら今回会場に選ばれたのは、有名な「新ナショナルギャラリー」(Neue Nationalgalerie)だったからだ。 コレクションのタイトルは、「Each man kills the thing he loves(人はそれぞれ己の愛するものを破壊する)」。ヴァカレロがジェンダーの境界線に挑んだ新作披露の舞台となった美術館は、建築界の巨匠ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Mies van der Rohe)...
BIGなリボン、花柄、青色。‘24年春夏のブライダルトレンド
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ファッション界の最新トレンドは「クワイエット・ラグジュアリー(控えめな高級品)」と思われがちないま、ブライダルデザイナーたちの頭の中に“控えめ”という言葉はなさそうだ。近年ではブライダルドレスはバラエティー豊かに発展し、中にはケバいと感じるデザインもあるほど。「現代、特別な日であっても(特別な日だからこそ)、自分らしいスタイルを大切にしたいという女性が増えつつある」と説明するのは、ファッショントレンド調査会社ファッションスヌープ(Fashion Snoops Inc.)のパトリシア・マエダ(Patricia Maeda)ウイメンズウエア・ディレクター。2024年春夏シーズンは、より多様な花嫁たちに向けた、ビッグサイズのリボンをポイントにしたドラマチックなシルエット、セパレートタイプ、大...
Coloro& WGSN が予測、2025年春夏最新カラートレンド
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先般トレンド予測を手がけるWGSNと革新的カラーシステムを提供するColoro(カラロ)は、「フューチャー・ダスク(Future Dusk )」が2025年の色になると発表した。これを受けて今回2社は2025年春夏シーズンのキーカラーの全貌についてウェビナーを開催。再来年のカラートレンドの傾向として、変化し不確実性が増していく世界のなかで、安心感や強い魅力を与える色が注目されるとの見通しを示した。「戦略的な想像力への大きな転換」を反映して厳選された斬新な5色は、現在の世界が抱える課題を解決するうえで欠かすことのできないものになるという。 The colour trends for SS25 from Coloro x WGSN. Image: Coloro 「フューチャー・ダスク(...
フィレンチェに訪れたゴールデンアワー:「ピッティ・ウオモ」最新版のストリートスタイル
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メンズファッションの見本市「ピッティ・ウオモ」 はファッション界の新たな一年の幕開けのみならず、新作の発注シーズンの始まりを告げる催しだ。しかし、最高のファッションに包まれた男性陣が集結したフィレンチェでのスタイルには、冬休みあとのブルーな雰囲気は感じられない。 Image: The Colours of Pitti Uomo | Credit: Spotlight Launchmetrics 今年開催された「第103 回ピッティ・イマジーネ・ウオモ(Pitti Immagine Uomo)」ではその開催地同様、真逆同士が惹かれ合うことが証明された。「伝統とイノベーション」「クラシックなテーラリングと現代的なストリートウエア」「 古典主義者とエキゾチシズム」のように、異なるものが融合し...
「2024年春夏はワイルド&フリー」〜ドイツのDMIが読み解くファションのシフト
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読者の諸君、罪なファッションへの準備はOKだろうか?と言うのも、2024年春夏のファッションは、すべてが無節制なのだ。デザイナーたちの最新作で気ままに、ルールなしのデザインを発表し続けている。ドイツのファッション研究所、Deutsches Mode-Institut(以下、DMI)は昨今開催したセミナーで、こうしたファッション業界のシフトの導入事例を解説した。 Image: Black Widows at Versace SS23. | Credit: Versace 「ファッション」より「快楽」 理想主義は過去のものとなり、どんどんニヒリズム(虚無主義)、あるいは快楽主義に塗り替えられようとしている。米の「トム フォード(TOM FORD)」に例えると、2023年のコレクションではシ...
マキシマリズム、ロマンチシズム、ノスタルジア。アレッサンドロ・ミケーレが「グッチ」で遺した軌跡
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ついに、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が「グッチ(GUCCI)」のクリエイティブディレクターを退任することが正式に発表された。イタリア・フィレンツェ発の老舗ファッションブランドの頂点に立ってもうすぐ8年。ミケーレが通算20年を過ごした「グッチ」は、もはや彼の名と同義語といっても過言ではない。ファッションは時に威圧的で、勝手気ままで、気が遠くなるほど深刻なものだが、ミケーレはそんなファッションに必要だった驚きや好奇心、奇抜さを業界に吹き込んだ。「グッチ」の神童として社内で次々とキャリアを積んでいった彼は、かつてクリエイティブディレクターを務めたトム・フォード(Tom Ford)やフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannin)のもとで下積み時代を過ご...