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「マリメッコ」、第2四半期業績が“記録的”な売上高に

By Rachel Douglass

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Marimekko storefront. Credits: Marimekko

フィンランドの「マリメッコ(Marimekko)」が2023年第2四半期の業績を発表し、売上高が“記録的となった前年同期”より6%増加の4億3百万ユーロとなったことを明かした。

海外売上が前同比21%増加となり、海外卸売事業が成長したことが全体的な売上拡大につながった。フィンランド国内での売上は消費者の需要が低迷し、前同比3%減となった。

営業利益は660万ユーロ(前同比16%増)、EBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)は前年同期の810万ユーロから880万ユーロに増加した。

今年1月〜6月の上半期では、売上高が前同比2%増の7,560万ユーロとなった。海外売上高は前同比9%増となったのに対し、フィンランド国内市場は前年同期を3%下回る結果となった。

上半期の営業利益は1,040万ユーロ(対売上高14%)で、固定費の増加や売上総利益の縮小に伴いわずかに減少した。

通期予想に関しては、世界経済情勢や全般的なコスト上昇に関わる現状リスクから、消極的な見通しとなった。

仮にそうしたリスクが現実となれば、今期は特に従来売上高の半数を占めるフィンランドでの事業に影響が出る恐れがあるという。しかしながら「マリメッコ」は、フィンランド事業の通期売上高は前年を上回るとの予測を示した。

一方で同社第2位の市場であるアジア太平洋地域については、同社成長に大きく貢献し、新店舗の開業と相まって売上高が増加すると予想している。

同社は、「“マリメッコ”は長期的視点で事業を推進しており、戦略期間である2023年〜2027年の間に海外市場を中心に飛躍的に成長する。2023年には前年比を超える固定費の増加を見込んでいる」とコメントしている。

Marimekko
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