英V&A博物館、故カール・ラガーフェルド氏所有の「ウェジウッド」を取得
By Danielle Wightman-Stone
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英国のヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(Victoria and Albert Museum、以下、V&A博物館)は、故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏が生前に所有していた希少な陶器の茶器セットを購入した。老舗ブランド「ウェッジウッド(Wedgwood)」社製のもので、フランス人デザイナーのポール・フォロ(Paul Follot)のデザインによる希少な作品だという。
V&A博物館は同茶器のデザイン画も入手しているが、同様の模様や形状の茶器の存在はほかには確認されていないとしている。取得した茶器は現在ストークオントレント市バーラストンにあるV&A博物館のウェッジウッドコレクション館で展示されている。
同館のキャトリン・ジョーンズ(Catrin Jones)館長は「今回取得した華麗なアールデコの茶器セットはポール・フォロによるウェッジウッドの陶器のなかでも貴重でユニークな作品で、単色のデザインを好み陶器にも関心が深かったというカール・ラガーフェルド氏のセンスを反映している」とコメントを発表している。
さらに、「こうした非常に稀な茶器やそのデザイン画は博物館のコレクションに不足していた重要な部分を補完するものであるとともに、ウェッジウッドの伝統である革新的な芸術家たちとの共同創作活動やラガーフェルド氏をはじめとするインスピレーション溢れるトレンド発信者の素晴らしい事例を象徴している」と加えている。
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