H&M、欧米需要の減速を受け、ブラジルなど新興市場へ注力
ファッション小売大手のH&Mは、主要市場である欧州での個人消費の低迷および第2の市場である米国での関税の影響を受け、ブラジルやインドなどの新興市場への拡大を積極的に模索している。CEOのダニエル・エルヴェール氏は、「我々がまだ十分に浸透していない市場の一部には、より大きな成長機会があると見ている。ブラジル、中南米全般、そしてインドがその例として挙げられる」とロイターに述べている。 昨今H&Mは、2025年第3四半期の業績が大幅に向上したと報告した。営業利益は前年同期の30億スウェーデンクローナから49億スウェーデンクローナへ増加し、営業利益率は5.9%から8.6%に改善した。店舗数が4%減少したにもかかわらず、現地通貨ベースの売上は2%増加している。第3四半期決算発表後の投資家向け電話...
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