「フィリップ プレイン」、暗号通貨での支払い可能に

ドイツの「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」は、今後商品購入代金の支払い手段として暗号通貨を使えるようにすると発表した。ラグジュアリーブランド大手では初となる。

同社によると、支払い方法として受け付けを計画しているのはビットコインやイーサリアムを含む15種類の暗号通貨。暗号通貨は同社の世界中の実店舗のほか、オンラインショッピングサイト「Plein.com」で購入した商品の代金の支払いに使えるようになるという。

創業者でデザイナーのフィリップ・プレインは、「“フィリップ プレイン”はこれまでも最も前進的で常識を破壊するファッションブランドとしての取り組みを行ってきた」とコメントしている。

さらに同氏は「暗号通貨は未来であり、私のチームや私自身もこうした新規の通貨に対応するためシステムの改善のため大きな時間・リソースを割いてきた。消費者にこうした新たな支払い方法や関連する柔軟性を提供できることを大変嬉しく思う」と話している。

なお、「フィリップ プレイン」はeコマースを最も収益性の高い事業へとすべく転換を図っており、2021年には同社eコマース事業の売上高は1億ユーロを達成する見込みとなっている。

画像: courtesy of Philipp Plein by Steven Klein