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ケリング、培養レザーのスタートアップのビトロラブスに出資

By Don-Alvin Adegeest

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ビジネス
VitroLabs Facebook

ケリング(Kering)が環境に優しく商業生産の可能性が見込まれる培養レザーの開発を行うバイオ企業のビトロラブス(VitroLabs)への出資を開始した。

サンフランシスコに本拠を置くビトロプラスは、世界初の細胞培養法によるレザーの科学的製造方法を確立した。同社は今週水曜、試作段階の培養レザーの商業生産を行うための施設の建設費として4600万米ドルのシリーズA資金調達を完了したことを明らかにした。

資金調達は細胞農業に特化したベンチャー投資会社のアグロノミクス(Agronomics)の主導で行われ、出資者には俳優で環境保護活動家のレオナルド・ディカプリオも含まれているという。ケリングは出資に加え、製品の品質試験や鞣(なめ)し、仕上げの工程でも支援を提供する。

ビトロラブスのインバー・ヘルガソン(Ingvar Helgason)CEOは、高級ファッション業界の基準に合う妥協しない原料を製造する一方、環境負荷の低減や動物福祉を推進したいとの思いから同社を共同設立した。

米国カリフォルニア州ミルピタスを拠点とする同社は、初の培養レザーの商業生産を行うスタートアップとして、2016年より、高度な組織工学プロセスを活用した少量の動物の細胞を元にした培養レザー製造に取り組み、最先端の服飾材料開発を牽引している。

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