「トゥルー レリジョン」が中国参入へ

米のデニム&スポーツウエアブランド「トゥルー レリジョン（TRUE RELIGION）」が、中国に初進出する。

同社はこのほど、デニムブランド「エヴィス（EVISU）」を擁するオーロレグループ（Aurorae Group）と、2026年までに中国において独立店舗と商業施設内のインショップをあわあせて65店を開業する契約を締結した。今後2028年までに中国での販売拠点を108店舗に拡大することを目指す。

さらに同社は、「トゥルー レリジョン」の海外事業に占める中国の割合が2026年までに1割なると予測している。

「トゥルー レリジョン」のマイケル・バックレー（Michael Buckle）CEOは「中国市場への参入はここ数年の我々のロードマップにあったもので、オーロレグループという素晴らしいチームとのパートナーシップに非常に胸を踊らせている」とコメントを発表している。

また「中国での成功の鍵を握るのは適切なパートナーであり、オーロレが現地で持つ実績は中国本土や香港、マカオ全体における“トゥルー レリジョン”のプレゼンスの向上させてくれるだろう」と加えている。

「トゥルー レリジョン」は中国への参入について「自社ブランドの世界展開を進める計画において重要なマイルストーン」だとしている。

中国では実店舗の営業に加え、eコマースにも出店していく予定で、まもなく「Tモール」「JDドットコム」「抖音（Douyin）」「得物（Dewu）」などでも商品の提供を開始するという。

同社は自社独自の消費者直販型を基盤とするeコマース事業について、「売上が伸びている北米を中心に主要な市場に引き続き集中していく」としている。