エスティ ローダー、パリにフレグランス専用のアトリエを開設へ

化粧品大手のエスティ ローダー カンパニーズ（Estée Lauder Companies）は、フランス・パリにフレグランス専用のアトリエを開設し、フレグランス領域の高級ラインやプレステージラインの商品の戦略を強化していく計画をあきらかにした。

同社は先般、2023年6月期にフレグランス事業が10四半期連続で既存事業売上高成長率が二桁以上を達成したと発表しており、フレグランスの開発や製造に特化したアトリエを新設することで、好調なフレグランス事業の商機拡大を狙う。

アトリエでは同社フレグランス事業の基盤を強化し、「ジョー マローン（JO MALONE）」「トム フォード（TOM FORD）」「キリアン パリ（KILIAN PARIS）」「クリニーク（CLINIQUE）」などの既存のポートフォリオを後押ししていく。

エスティ ローダー カンパニーズのファブリツィオ・フリーダ（Fabrizio Freda）社長兼CEOはプレスリリースで「当社のフレグランスに関する長期戦略達成のための継続的取り組みは、我々の比類なき創造活動やイノベーションという伝統の上に成り立っている」とコメント。

さらに、「ダイナミックで急拡大する市場において、エスティ ローダー カンパニーズの持つフレグランスのポートフォリオはアトリエ開設という戦略的支援のもと増強され、世界中の消費者に対する優れたラグジュアリーおよびプレステージラインのフレグランス商品の継続的な提供を可能にするとともに、自社の将来的な成長や価値を導く」と加えている。