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「フィリップ プレイン」、メタバースに1億4千万ドルの土地購入

By Rachel Douglass

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ビジネス
画像: Philipp Plein

スイスのラグジュアリーブランド「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」が、メタバースと呼ばれる巨大な3Dの仮想空間であるディセントラランド(Decentraland)の区画を購入したと発表した。購入金額は51万マナ(ディセントラランドの暗号通貨)で、約1億4千万米ドルに相当すると報じられている。

WWDによると区画は「プレインプラザ(Plein Plaza)」と名付けられ、面積は65ディセントラランドパーセル(約17万6千528平方フィート)あるという。同区画には他にもショップや娯楽施設、美術館、ホテル、高級住宅などの設置が予定されている。

また、区画の開発にはデジタルアーティストのアントーニ・タディスコ(Antoni Tudisco)ならびにNFT(非代替性トークン)のオークションサイト、ポーション(Portion)の創設者兼CEOのジェイソン・ローゼンスタイン(Jason Rosenstein)が参加する。

デザイナーのフィリップ・プレインはWWDの取材に対し、「(メタバースという)新たな仮想空間の開発・創設の初期段階」において今回の土地購入に至ったことを「誇りに思う」と話している。

「フィリップ・プレイン」は昨年、オンラインショップや実店舗での支払いに約20種類の暗号通貨の利用受け入れを開始したことが話題になった。加えて、2022年秋冬のメンズウェアコレクションのショーでは彫刻によるNFT作品を披露しており、同作品は今年の「アート・バーゼル・マイアミ(Art Basel Miami)」(米最大級のアートフェア)に出展される。

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