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「オフ-ホワイト」は次の10億ドルブランドか?

By Don-Alvin Adegeest

2021年2月19日

ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が創設したブランド「オフ-ホワイト(Off-White)」が今後5年〜10年にかけて売上高10億ユーロを達成させるとの高い目標を計画していることがわかった。目標は親会社の「ニュー・ガーズ・グループ(New Guards Group)」のアンドレア・グリッリ(Andrea Grilli)CEOがミラノのイベントで行ったプレゼンテーション中で発表された。

目標達成にあたっては、コラボレーションや事業提携を推進するほか、新商品の開発、オンラインでのプレゼンス強化を図る。オンラインに関しては売上げ確保やコミュニケーションのドライバーとしての位置付けを確保していく。

「オフ­-ホワイト」についてグリッリCEOは「(ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のメンズ アーティスティック・ディレクターを兼務するヴァージルとともに)完璧な歴史的瞬間での旅をした」と語る。「デジタル領域に関してはまだ成長機会がある。アナリストは売上構成比中30%に達するのではとの見通しを示しているが、すでに同ブランドの売上において自社サイト直販は16%、他社ECサイト経由の販売は14%を占めており、オンライン事業はグローバルに上手く運用すればブランド資産を薄れさせるものではない」とグリッリCEOは主張する。

現在売上の30%を構成するアジア市場も伸び代がある。最大の市場欧州、ならびに米国もそれぞれ売上比は40%と30%となっている。「昨年末は中国が大きく成長したが、米国でもニューヨークやマイアミ、ラスベガスに出店し売上が2019年より飛躍的に伸長した。出店数も増えており、現在全米で60店舗を運営している。」(グリッリCEO)また、新規出店が貢献した中国では2020年に売上が前年比10%増となった。加えてアジア市場拡大の「基軸」(グリッリCEO)として中国のソーシャルメディア「ウィー・チャット(WeChat)」「ウェイボー(Weibo)」にも公式アカウントを開設し、さらに中国向けのカプセルコレクションも発売した。「“オフ-ホワイト”はグローバルブランドだが、現地に根付いた活動も重要」とグリッリCEOは言う。

またコレクションのショーついても変更予定で、グリッリCEOは「従来のシーズンごとに2つのコレクションを発表するというスケジュールから、小売店やECサイトなどにコレクションを販売した後商品の店頭販売やサイト上での取り扱いを開始するまで6カ月間の保留期間を設けるという独自のコレクション・スケジュールを取り入れた。基本的にはコレクションの販売期間を単一化し、発表から5カ月間にわたり商品を3回納品するという仕組みだ」とコメントした。