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「シーイン」、「ザラ」抜き2022年の“最も人気のファッションブランド”に

By Rachel Douglass

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Photo Credits: Pop-up of Shein in Osaka.

中国のファストファッションECの「シーイン(SHEIN)」が、金融商品の比較サービスサイトmoney.co.ukが行った2022年の“最も人気のファッションブランド”ランキング調査で、調査対象となった国のほぼすべてで1位となった。

賛否両論の事業モデルが話題となっている「シーイン」が、同調査で毎年首位を獲得しているスペインの「ザラ(ZARA)」を抜き1位を獲得するのは初。

調査ではオーストラリア、フランス、アイルランドを含む世界113カ国を対象に、過去12カ月の間に検索サイトGoogleで最も検索されたファッションブランドを調べた。

2位の「ザラ」は、ギリシャ、日本、トルコをはじめ本拠地であるスペインなど26カ国で首位となった。

3位は昨年に引き続きドイツの「ザランド(ZALAND)」。4位に入った「ナイキ(NIKE)」は2021年から2位降格したが、10カ国で首位を獲得した。

欧州ではほぼ「ザラ」「シーイン」「ザランド」がトップ3位を独占したが、英国では「ネクスト(NEXT)」が1位となり、他の欧州諸国と一線を画した。

英国トップは「ネクスト」、米国では「メイシーズ」が首位

北アメリカ、中央アメリカではメキシコ、ジャマイカを含むほとんどすべての国で「シーイン」がトップにランクインした。

一方、米国の1位は百貨店チェーンの「メイシーズ(MACY’s)」で、カナダではスポーツウエアの「ルルレモン(LULULEMON)」が1位に着いた。

スポーツウエアブランドは調査全体でも健闘した。「ナイキ」に続き「アディダス(ADDIDAS)」も8カ国でトップに着いたほか、「プーマ(PUMA)」はインドで初めて1位にランクインした

高級ブランドは全体的に苦戦したが、なかには上位にランクインしたブランドもあった。

「ディオール(DIOR)」が世界ランキングで昨年より1ランク昇格し、ウガンダ、タンザニア、ケニアでは首位についた。「シャネル(CHANEL)」は2つの国でランクを2位落とした。

また「ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)」と 「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」が初のランク入りを果たした。「ヒューゴ ボス」はブルキナファッソで首位に着いたほか、「マイケル・コース」はカザフスタンでトップを獲得した。

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