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「コーチ」の親会社、世界自然保護基金のレザー追跡プログラムに3百万ドルを寄付

By Rachel Douglass

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Image: Coach, Tapestry

米タペストリー(Tapestry Inc.)の一部門であるタペストリー財団(Tapestry Foundation)は世界自然保護基金とパートナーシップを組み、同基金が推進するブラジル国内のレザーのバリュー・チェーンの追跡可能性を向上させるシステムの開発に3億米ドルの寄付を行うと発表した。

タペストリーは「コーチ(COACH)」「ケイト スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK )」「スチュアート ワイツマン(AND STUART WEITZMAN)」を擁するラグジュアリーブランドグループ。タペストリー財団は昨今、他産業も適用可能な責任あるサプライチェーンの構築支援に向けたさまざまな事業を展開しており、今回の寄付もその一環として行うという。

世界自然保護基金のレザー追跡可能性向上システムは、レザーの原料となる牛の飼育を引き金としたアマゾンおよびセラードにおける生物群系の森林破壊問題への対策として、ブラジル国内で製造される森林伐採や牧草地の造成を伴わないレザーの認証規格を策定することを目的に開発される。また助成金の一部は、特に危機にさらされている地域の森林再生事業や、気候変動問題の解決に向けた現地のパートナーの支援にも充てられる。

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