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「クロックス」第3四半期決算、増収増益に

By Prachi Singh

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Levi’s x Crocs capsule collection Credits: Image: Levi’s/Crocs

フットウェアブランド「クロックス(CROCS)」を運営する米のクロックス社(Crocs, Inc.)はこのほど第3四半期決算を発表し、連結売上高が10億4570万ドル(前年同期比6.2%増、実質ベースで5.8%増)となったことを明かした。

希薄化後一株当たり利益(DEPS)は前同比5.5%増の2ドル87セント、調整後DEPSは前同比9.4%増の3ドル25セントとなった。

クロックス社のアンドリュー・リース(Andrew Rees)CEOは業績について、「第3四半期は定価販売の遂行や業界トップレベルの営業利益率により二桁成長の売上高を達成した“クロックス”ブランドが貢献し、予想を上回る好業績となった」とコメントしている。

クロックス社第3四半期業績ハイライト

クロックス社の第3四半期事業別業績は、DTC事業(消費者に直接商品を販売する事業)の売上高が前同比17.8%増(実質ベース17.7%増)であったほか、卸売事業は前同比3.6%減(実質ベース4.3%減)となった。

ブランド別では、「クロックス」ブランドがアジアで前同比26.5%増(実質ベース28.6%)、北米のDTC事業が前同比10.2%増と伸長し、ブランド全体で売上高7億9,800万ドル(前同比11.6%増、実質ベースで11.1%増)を達成した。

「クロックス」ブランドの地域別の売上高は、北米が4億8,070万ドル(前同比8%、実質ベースで8.2%)、アジア太平洋が1億7,520万ドル(前同比26.5%増、実質ベースで28.6%)となった。EMEALA(欧州、中東、アフリカ、ラテンアメリカ)は1億4,280万ドル(前同比8.3%、実質ベースで2.7%)であった。

一方、「ヘイデュード(HEYDUDE)」ブランドのDTC事業の売上高は前同比14.6%増、卸売事業は前同比19.4%減の1億4,650万ドルとなった。

なお、クロックス社の営業利益率は26.2%、調整後営業利益は28.3%であった。

通期売上高予想を10%〜11%増に上方修正

第4四半期業績見通しに関しては、売上高が前同比約1〜4%減(前回発表の期末為替レート換算で約9億300万ドル〜9億3800万ドル)、調整後営業利益率21%、調整後DEPSは2ドル05セント〜2ドル35セント との予想が発表されている。

またクロックス社は2023年度通期連結売上高予想を前期比約10〜11%増(前回発表の期末為替レート換算で39億500万ドル〜39億4,000万ドル)に上方修正している。

さらに、2023年度通期のブランド別売上高の見通しについては、「クロックス」ブランドが前期比約12〜13%増、「ヘイデュード」ブランドが前期比4〜6%増(プロフォーマベースでは4〜6%減)を見込んでいるという。

加えて、2023年度通期の調整後営業利益率は27%、調整後DEPSは11ドル55セント〜11ドル85セント を予想している。

クロックス
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Crocs
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