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ナイキ、第3四半期決算、売上高微増も減益

By Jan Schroder

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Nike store in Singapore. Credits: Nike Inc.

米のナイキ(Nike Inc.)の2023年度第3四半期決算は売上高がわずかながらにも増加したが純利益は減少し、市場予測よりもわずかに良好な結果となった。

決算説明会でジョン・ドナホー(John Donahoe)CEOは第3四半期業績について、経営陣の予測の範囲内ではあるものの、ナイキのポテンシャルとは合致していないとし、マーケティング活動や製品ポートフォリオ、卸売販売事業について「さらなる調整」を図ると発表した。

米・アジアの成長、欧州の減収分を大きく補てん

第3四半期の売上高は前年同期比0.3%増の124億米ドルで、為替の影響を除いても微増となった。

主軸ブランドの「ナイキ(NIKE)」は卸売販売が前同比2%増(為替の影響を除いた前同比2%増)の119億米ドルとなり、グループ全体の売上高に貢献した。なお、「ナイキ」の地域別売上高は、北米事業が50億7,000万米ドル(同3%増、為替の影響を除いた同3%増)、中国事業が20億8,000万米ドル(同5%増、為替の影響を除いた同6%増)となった。中国以外のアジア太平洋地域およびラテンアメリカ事業は合わせて16億5,000万米ドル(同3%増、為替の影響を除いた同4%増)であった。

一方、EMEA(欧州、中東、アフリカ)事業の売上高は、31億4,000万米ドル(前同比3%減、為替の影響を除いた同4%減)に縮小した。また、ブランド別では小規模ブランドの「コンバース(CONVERSE)」が北米と欧州の売上減少に伴い4億9,500万米ドルの減収(前同比19%減、為替の影響を除いた同20%減)となった。

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