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「マンゴ」、過去最高30億ユーロの増収、500店舗の新設計画を発表

By Caitlyn Terra

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Mango CEO Toni Ruiz Credits: Mango

スペインのファストファッション「マンゴ(MANGO)」の2023年度決算は売上高が前期比15%増の30億ユーロ超となり、過去最高の増収となった。

純利益は1億7,200万ユーロ台に倍増し、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は5億3,300万ユーロ台に増加した。

事業別ではオンライン事業が売上高全体の3分の1を占めたほか、メンズウェアと子供服セグメントで増収となった。ウィメンズウェアも引き続き堅調で、売上高全体の4分の3をウィメンズウェアが貢献した。

2026年度までに40億ユーロ達成目指す

好調な2023年度業績を受け、「マンゴ」は将来に向けた目標達成を見据える。同社は2024年〜26年度の戦略計画を策定。最終年度に売上高が2024年度を大幅に上回る水準となるとした見込みを発表した。

同計画は「昇華(Elevate)」「拡大(Expand)」「稼ぐ(Earn)」「エンパワー(Empower)」の4つの柱を中心に構成されており、それぞれの頭文字を取って「4E計画」と名付けられている。「マンゴ」のトニ・ルイス(Toni Ruiz)CEOは「新しく策定した“4E計画”は顧客との絆を強化し、当社の事業モデルを強固にするとともに、持続的な価値創造を通して業界を代表する企業としての当社の地位を高めるものである」とプレスリリースでコメントを発表している。

なお、同計画では「マンゴ」のブランド価値の拡大や、2026年度までに500店舗の新設、売上高や成長率の改善と確保、従業員・組織の支援と開発を目標に掲げている。

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