プラダグループ、生産体制強化に向け400人採用
By Rachel Douglass
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プラダグループ(Prada Group)はこのほど、イタリアにおける生産能力と職人による専門技巧の構築のため、2023年末までに400人超を採用すると発表した。
生産施設の開発と、クラフツマンシップおよび従業員の技術育成に向けた取り組みを支援していくという。
人材採用により機敏性の向上に加え、原料や最終製品に関する品質検査を含む社内物流過程の強化を通じた製品の市場投入までの期間短縮を図る。
また新規に採用する従業員のうち、約200人をグループの職業訓練機関であるプラダ アカデミー(Prada Academy)に受け入れ、来年一年間の間、皮革製品や靴、プレタポルテなどの専門家による研修を提供していく。
プラダグループは2021年末に開催された投資家向けイベント「キャピタル・マーケッツ・デイ(Capital Markets Day)」でサプライチェーン戦略を発表しており、今回の人員採用計画はその一環として行われる。
Prada SpA のマッシモ・ヴィアン(Massimo Vian)インダストリアルディレクターは「当社グループは長期にわたり関係を築いているサプライヤーに敬意を払いながらも、商業基盤を強化するという継続的な取り組みを推進している。本日、当社グループの向こう数年の成長を支える400人以上の新たな雇用を発表した。“プラダ アカデミー”は我々や業界のノウハウを将来に向けて保存していくためにますます重要になる。次世代の職人となり得る若い人材への投資が我々の責任であると感じている」とコメントしている。
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