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アディダス、「イージー」在庫品初回販売で5億ユーロ強確保か

By Rachel Douglass

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Adidas x Yeezy shoe models. Credits: Adidas.

英『ファイナンシャルタイムズ紙(The Financial Times)』は、「アディダス(ADIDAS)」は「イージー(Yeezy)」ブランド在庫品の初回販売の売上が5億800万ユーロ (約790億円)に上ったと伝えた。

「イージー」ブランドは、デザイナー兼アーティスト、カニエ・ウエスト(Kanye West)によるユダヤ人差別的な発言を受け「アディダス」が同氏とのパートナーシップを解消したことに伴い、昨年10月に販売が停止された。

しかしながら今年5月、「アディダス」は在庫品を廃棄した場合500億ユーロの除去損になるとして、在庫品を再販することを発表。

さらに在庫品の売上の一部を「ADL(Anti-Defamation League:名誉毀損防止同盟)」や「Philonise And Keeta Floyd Institute for Social Change」など人種差別やヘイトクライムと戦う団体に寄付することも宣言した。

初回販売の対象となったのは、スライドサンダルや「500 Utility Black」など全15モデル。

初回のオンライン販売では400万足のスニーカーが売れ、「アディダス」の予想を上回る結果となった。(ファイナンシャルタイムズ紙)

また『ファイナンシャルタイムズ紙』の情報筋によると、「アディダス」は購入希望者に購入のための登録や事前注文を求めたにも関わらず、すべての受注に対応しきれなかったという。

なお、今回の在庫品販売の売上は、ウエスト氏へのロイヤルティの支払いやパートナーシップ終了に伴う費用にも充当される予定。

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