アンダーアーマー、第2四半期は7%減収も営業利益が予想を上回る
米スポーツウェア企業のアンダーアーマー(Under Armour)が金曜日に発表した決算によれば、2027年3月期第2四半期は売上高が前年同期比7%減の12億ドルとなったものの、営業利益は事前の業績見通しを上回った。
メリーランド州ボルチモアに本社を置く同社の第2四半期(2026年9月30日終了)の営業利益は、前年同期の1,700万ドルから減少し1,500万ドルとなった。調整後営業利益は、前年同期の5,340万ドルに対し2,500万ドルであった。純損失は1,880万ドルから40万ドルへと縮小した。調整後純損益は、前年同期の1,530万ドルの黒字に対し、200万ドルの赤字となった。
アンダーアーマーの社長兼最高経営責任者(CEO)であるケビン・プランクは、「売上高は予想通りの着地となり、営業利益は見通しを上回った」と述べた。さらに、「この変革を進めるにあたり、事業全体の効率化を推進し、商品ラインナップの精鋭化、およびグローバルマーケティングの強化を図ることで、ブランド力を高め、財務パフォーマンスの改善に取り組んでいる」と続けた。
大半の地域およびチャネルで減収
地域別の売上高では、北米が7%減の7億3,700万ドルとなった。海外売上高は7%減(為替変動の影響を除く実質ベースでは9%減)の5億900万ドルであった。内訳は、EMEA(欧州・中東・アフリカ)が9%減、アジア太平洋地域が9%減となった一方、中南米は3%増を記録した。
また、チャネル別では、卸売売上高が6%減の7億2,500万ドル、DTC(直販)売上高が8%減の4億9,400万ドルとなった。DTCの内訳は、直営店売上高およびeコマース売上高がそれぞれ7%減、12%減であった。
カテゴリー別では、アパレルが6%減の8億8,000万ドル、フットウェアが11%減の2億3,400万ドル、アクセサリーが7%減の1億500万ドルといずれも減少した。
売上総利益率は30ベーシスポイント(0.3%ポイント)低下し、47.0%となった。同社によれば、この低下要因としては、主に不利な為替変動、チャネルおよび地域ミックスの変化、ならびに価格設定が挙げられる。販売費及び一般管理費(SG&A)は、マーケティング費用の削減およびコスト管理により、4%減の5億5,700万ドルとなった。期末在庫は4%増の11億ドルであった。
営業利益見通しの上方修正と売上総利益率予想の引き下げ
アンダーアーマーは、2027年3月期通期の営業利益見通しを、従来の9,600万〜1億1,600万ドルから、9,900万〜1億1,900万ドルへと上方修正した。調整後営業利益については、1億4,000万〜1億6,000万ドルの予想を据え置いている。この数値には、過年度の国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく関税費用の還付による約7,000万ドルの押し上げ効果が含まれる一方、中東における紛争に関連した約4,500万ドルのマイナス影響によって一部相殺されている。同社は以前、このマイナス影響を3,500万ドルと見込んでいた。
さらに、通期の売上総利益率については、従来の220〜270ベーシスポイントの改善予想から、170〜220ベーシスポイントの上昇へと予想を引き下げた。その要因として、燃料費および輸送費の高騰、計画的な在庫管理施策、ならびに為替の逆風が挙げられる。通期の売上高は引き続き一桁台半ばの減少を見込んでおり、調整後希薄化後1株当たり利益(EPS)も0.08〜0.12ドルの予想を据え置いた。
第3四半期については、2,000万〜3,000万ドルの営業損失を見込んでいる。調整後ベースでの営業損益は、500万ドルの赤字から500万ドルの黒字の範囲になると予想している。
事業再編は完了間近
同社は当四半期中、2025年度事業再編計画に基づき1,300万ドルの費用を計上した。これにより、現在までの累計費用は、想定される総額3億500万ドルのうち2億8,000万ドルに達した。アンダーアーマーは、同計画が2026年12月31日までに実質的に完了すると見込んでいる。
なお、当四半期末時点での同社の直営店数は、前年同期の447店舗から減少し438店舗となった。
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