バイオベンチャーのスパイバー、新たに100億円超資金調達を完了〜「ブリュード・プロテイン」の量産にらむ
By Rachel Douglass
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国内バイオベンチャーのスパイバー(Spiber)はこのほど、同社の「ブリュード・プロテイン(Brewed Protein)」の量産に向け、新たに100億円超の資金調達を完了したと発表した。
同社が15 年以上研究を続ける「ブリュード・プロテイン」は、植物由来のバイオマスを原材料に使用した微生物の発酵プロセスにより生産される人工構造タンパク質素材。
タンパク質の循環性に着目して開発されたもので、すでに国内外の15ブランドの製品に採用されている。
今回の資金調達は、今後見込まれる需要拡大に対応するため生産や研究開発体制の強化に使われるという。
スパイバーの関山和秀取締役兼代表執行役はプレスリリースで世界的な経済諸情勢におけるスタートアップの資金調達環境の厳しさに触れ、そうした状況下で同社が成長を続けられていることについて、「(同社の)素材や事業の価値を評価し、期待してくれる出資企業、金融機関、並びにパートナー企業の皆様のおかげ」と感謝の意を述べた。
さらに「循環型社会の実現に欠かせないバイオものづくり技術基盤の整備と高度化、および社会実装に、当該セクターのフロントランナーとしての責務を果たすべく、引き続き尽力する」と加えた。
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