カナダグース、第1四半期は2桁増収で市場予想を上回る
カナダのアパレル企業、カナダグース・ホールディングス社は、2026/27年度第1四半期において、主に中国での力強い成長を背景に2桁の増収を達成し、市場予想を上回った。トロントを拠点とする同社の損失は前年同期比で大幅に減少したものの、アナリストの事前予測には及ばなかった。
木曜日に発表された報告によれば、6月28日を期末とする第1四半期の売上高は1億1890万カナダドル(7380万ユーロ)であった。これは前年同期比10.3%増に相当する。為替変動の影響を除いた実質ベースでは8.6%の増収となる。
自社小売事業の売上高は、アジア太平洋地域および北米での需要増を背景に8.6%増(為替変動の影響を除くと6.7%増)の8480万カナダドルとなった。卸売事業では、66.5%増(為替変動の影響を除くと65.4%増)の2980万カナダドルを達成した。
中国での力強い成長が売上を牽引
北米の売上高は4.9%減(為替変動の影響を除くと5.7%減)の4880万カナダドルとなった。カナダでは10.7%増の2700万カナダドルを記録したものの、米国での19.0%減(為替変動の影響を除くと20.4%減)の2180万カナダドルという落ち込みを補うには至らなかった。
また、ヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカを含むEMEA地域でも売上は減少し、5.7%減(為替変動の影響を除くと7.4%減)の1650万カナダドルとなった。
一方、カナダグースはアジア太平洋地域で力強い成長を記録した。中華圏の売上高は44.2%増(為替変動の影響を除くと39.6%増)の3750万カナダドル、その他の同地域市場では23.8%増(為替変動の影響を除くと24.6%増)の1610万カナダドルとなった。
損失額は縮小
売上総利益率が61.4%から62.4%に改善し、コストが減少したことにより、営業損失は前年同期の1億5870万カナダドルから1億380万カナダドルに縮小した。ただし、前年同期の業績には一時的なマイナス要因が含まれている。
特別項目調整後のEBIT(利払い・税引き前損益)は、1億640万カナダドルから1億380万カナダドルに減少した。株主に帰属する純損失は9080万カナダドル(5640万ユーロ)となり、前年同期の1億2520万カナダドルの赤字から改善が見られた。
通期業績予想は据え置き
会長兼CEOのダニ・リース氏は、同社が正しい方向に進んでいるとの見方を示した。同氏は声明で「当社の第1四半期は、我々の戦略が機能していることを改めて証明するものだ。我々はカナダグースを、年間を通じて展開するラグジュアリーブランドへと発展させることに成功している」と述べた。リース氏によれば、現在では様々な季節や製品カテゴリーで顧客にアプローチできているという。
今回の業績を受け、経営陣は既存の業績予想を修正しなかった。したがって、当会計年度については、引き続き1桁台前半の売上成長率および11%から12%の範囲での特別項目調整後EBITマージンが予想される。
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