カナダグース、フットウェアブランドBaffinをRoyerに売却

カナダのアウターウェアメーカー、Canada Goose Holdings Inc.(カナダグース)は、カナダのパフォーマンスフットウェアブランドBaffinをL.P. Royer Inc.(ロワイエ)に売却する最終契約を締結した。ロワイエは、ワークおよびミリタリーフットウェアを専門とするカナダのメーカーである。本取引は通常の取引完了条件を満たすことを前提に、2026年8月中のクロージングを予定している。なお、取引の財務条件は非公開とされている。

カナダグースは2018年にBaffinを買収し、フットウェア市場への参入を果たした。同ブランドの技術的専門知識およびサプライチェーン基盤を活用し、社内のフットウェア開発体制を整備してきた。2021年には自社初のフットウェアラインを発売し、その後は極寒地向けブーツから軽量ハイカー、パフォーマンスフットウェア、スニーカーへとラインナップを拡充してきた。今回の売却により、事業の効率化を図るとともに、コアブランドのカテゴリー拡大および海外市場での成長に経営資源を集中させる方針だ。

ライフスタイルブランドへの戦略的転換

カナダグースの会長兼最高経営責任者、ダニ・ライスはプレスリリースで次のように述べた。「今回の取引は、選択と集中を意味する。カナダグースを通年型のライフスタイルブランドへと進化させる取り組みは着実に前進しており、今回の売却によって事業モデルをシンプル化し、最優先課題に資源を集中させることで、長期的な収益成長を実現する機会を得た。」また、ライスはポール・ハブナーがBaffinを強力なカナダブランドへと育て上げたことを称え、Baffinチームの貢献に謝意を示した。

1979年創業のBaffinは、極寒環境および産業用途向けに設計された技術的フットウェアを製造している。今回の買収後も、Baffinはロワイエグループ傘下において独立したブランドとして事業を継続する。

カナダのフットウェアメーカーによる事業拡大

1934年創業、ケベック州シャーブルックに本社を置くロワイエは、鉱業・建設・防衛などの分野向けに産業用安全ブーツを製造している。今回の買収により、グループのテクニカルフットウェアポートフォリオを拡充するとともに、国際的な成長戦略を加速させる。

ロワイエの社長、シモン・ラ・ロシェルは次のように述べた。「Baffinは、技術的なパフォーマンス、耐久性、製品開発力において長い歴史を持つ、信頼されるカナダブランドだ。そのヘリテージを長年にわたり高く評価してきた。Baffinの成功を支えてきた品質を守りながら、さらなる成長を後押しすることを楽しみにしている。」


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