キャプリ・ホールディングス、2027年度第1四半期決算を発表
米国を拠点とするファッショングループ、キャプリ・ホールディングス・リミテッド(以下、キャプリ)は、2026年6月27日に終了した2027年度第1四半期の決算を発表した。継続事業における総売上高は7億6,900万ドルで、前年同期比で報告ベースにて3.5%減、固定為替レートベースでは4.1%減となった。
純利益は6,900万ドル(希薄化後1株当たり0.60ドル)で、前年同期の5,600万ドル(同0.47ドル)から増加した。調整後純利益は7,600万ドル(同0.67ドル)に達した。
キャプリの会長兼最高経営責任者、ジョン・D・アイドルは次のように述べた。「第1四半期の業績は当初の予想を上回り、より強固で収益性の高いビジネスの構築に向けた着実な進捗を示している。マイケル・コースおよびジミー チュウの両ブランドにおける戦略的施策が、ブランドストーリーテリングの強化と革新的なプロダクト開発を通じて、消費者との深いエンゲージメントを生み出している。」
傘下ブランドの業績
第1四半期における傘下ブランドのパフォーマンスは以下のとおりである。
マイケル・コース:売上高は報告ベースで7.1%減(固定為替レートベースで7.6%減)の5億9,000万ドル。このうち約1,000万ドルは、当初の想定より早期に実施されたホールセール出荷によるものである。粗利益は3億7,700万ドルで、粗利益率は280ベーシスポイント改善し63.9%となった一方、営業利益は5,500万ドルに減少した。
ジミー チュウ:売上高は報告ベースで10.5%増(固定為替レートベースで9.3%増)の1億7,900万ドル。営業利益は1,300万ドルに拡大し、営業利益率は前年同期比480ベーシスポイント改善の7.3%を達成した。一方、粗利益率はチャネルミックスの影響により170ベーシスポイント低下し68.7%となった。
第1四半期の粗利益は5億ドルで、粗利益率は65%となり、前年同期の63%から200ベーシスポイント改善した。この改善は主に、プロパー消化率の向上および2026年度第1四半期と比較した関税率の低下によるものである。
なお、今回の決算はイタリアのラグジュアリーブランド、ヴェルサーチェの売却後の継続事業を反映したものである。キャプリは2025年4月10日にイタリアのファッショングループ、プラダとヴェルサーチェ事業の売却に関する合意を締結し、同取引は2025年12月2日に正式に完了した。
業績見通しの修正
キャプリは第1四半期においてバランスシートの最適化を継続した。同期間中、5,000万ドルを投じて約260万株の自社株買いを実施した。2026年6月27日時点における既存の自社株買いプログラムの残余枠は8億7,100万ドルとなっている。
2027年度通期については、利益目標を維持しつつ、売上高の見通しを以下のとおり修正した。
総売上高は約34億ドルを見込む。マイケル・コースにおける在庫遅延、欧州・中東・アフリカ地域(EMEA)における需要の軟化、および為替変動を反映し、下方修正した。
通期の希薄化後1株当たり利益(希薄化後EPS)は約2.15ドルを維持する。
通期営業利益は約1億7,000万ドルを見込む。
ブランド別の通期売上高は、マイケル・コースが約27億6,500万ドル、ジミー チュウが約6億3,500万ドルを予想している。
2027年度第2四半期については、グループ総売上高約7億8,000万ドル、営業利益約1,000万ドル、希薄化後EPSは約0.20ドルを見込んでいる。
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