モンクレール・グループ、2026年1〜9月期の売上高が6%増
伊ラグジュアリー企業モンクレール(Moncler S.p.A.)の発表によれば、2026年1〜9月期の連結売上高は18億9,540万ユーロとなった。これは2025年同期の18億4,130万ユーロと比較し、恒常為替レートで6%増、実勢為替レートで3%増の成長である。
ブランド別に見ると、モンクレール単体の2026年1〜9月期売上高は15億8,920万ユーロを記録し、前年同期の15億5,320万ユーロから恒常為替レートで6%増(実勢為替レートで2%増)となった。
さらに、ストーンアイランド(Stone Island)の同期間における売上高は3億620万ユーロとなり、前年同期の2億8,810万ユーロと比較して恒常為替レートで8%増(実勢為替レートで6%増)を達成した。
第3四半期(7〜9月期)単体では、グループ全体の売上高は6億550万ユーロとなり、前年同期並みで推移した。モンクレールおよびストーンアイランドの売上高はそれぞれ4億9,960万ユーロ、1億590万ユーロであった。モンクレールはDTC(直販)チャネルの減速が影響し前年同期比1%減となった一方、ストーンアイランドはDTCおよび卸売の両チャネルが伸長し、同5%増を記録した。
レモ・ルッフィーニ会長「このような局面では厳格さと具体性が不可欠」
モンクレールの会長兼最高経営責任者(CEO)であるレモ・ルッフィーニは、プレスリリースを通じて次のように強調した。「第3四半期も、当業界は極めて複雑な市場環境に直面し続けた。このような局面においては業務の厳格さと具体性が不可欠であるが、それ以上に重要なのは、長期的な視野に立ち、自社のブランド戦略に注力し続けることである」
また、2026年1〜9月期の経営報告書を審査・承認した10月21日の取締役会において、ルッフィーニは次のように付け加えた。「モンクレールの世界観を最大限に体現するFifth Avenueの旗艦店オープンおよび、ブランドのDNAに深く根ざしたグローバルキャンペーン『Pioneers in Moncler』は、この取り組みを明確に証明している。さらにストーンアイランドにおいても、ローマでの新旗艦店の開設や、音楽、スポーツ、アートの世界と対話するキャンペーンを通じて、健全な成長軌道の上でブランドを進化させ続けている」
モンクレールおよびストーンアイランドの地域別売上高(1〜9月期および第3四半期)
モンクレールブランドの2026年1〜9月期におけるアジア地域(アジア太平洋、日本、韓国を含む)の売上高は、前年同期比15%増の8億2,270万ユーロとなった。第3四半期単体では、同地域の売上高は前年同期比5%増を記録した。
また、米州地域の1〜9月期売上高は前年同期比5%増の2億1,980万ユーロに達した。第3四半期単体では前年同期比2%増となったものの、主に夏季の客足鈍化が影響し、前四半期比ではわずかに減速した。
一方、ストーンアイランドの2026年1〜9月期におけるアジア地域(アジア太平洋、日本、韓国を含む)の売上高は、前年同期比23%増の8,640万ユーロに達した。第3四半期単体でも前年同期比19%増と伸長し、すべての主要市場において力強い2桁成長を維持した。
さらに、EMEA地域の1〜9月期売上高は前年同期比1%増の1億9,830万ユーロを記録した。第3四半期単体の売上高は前年同期並みであった。これはプロモーション活動を縮小する方針を決定したことも相まって、DTCチャネルの客足が前四半期比で減速したことを反映している。
米州地域の1〜9月期売上高は、前年同期比26%増の2,150万ユーロとなった。第3四半期単体では、DTCチャネルにおける堅調な2桁成長が継続して牽引役となり、前年同期比13%増を達成した。
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