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「エルメス」、商標権侵害でNFT版「バーキン」の作者を提訴

By Rachel Douglass

2022年2月3日

ラグジュアリーブランドの「エルメス(HERMÉS)」が、アーティストのメイソン・ロスチャイルド(Mason Rothschild)が制作したNFTアート「メタバーキン(Metabirkin)」が「エルメス」の商標権を侵害しているとして同氏を提訴した。

ファッション業界の法務情報メディア『ザ・ファッション・ロー(The Fashion Law)』によると、「エルメス」は47ページにおよぶ訴状をニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所に提出。訴状の中で「エルメス」は、ロスチャイルド氏が一攫千金を狙い、同社の「バーキン」ブランドをNFT作品の制作・宣伝・販売および取引の助長を目的に無許可で利用していると非難した。

ロスチャイルド氏が制作した「メタバーキン」NFT作品は昨年12月にネットで話題になった。世界中で1万ドルを超える価格で売られている「エルメス」のバーキンバッグをデジタルで再現したものだが、最初に売れた「メタバーキン」の価値は4万2000米ドルにも上ったとされている。

「メタバーキン」は取引されていた「OpenSea」が「エルメス」からの通告を受けて最近同社プラットフォームから削除した。しかしロスチャイルド氏は依然としてその立場を変えず、自身のウェブサイトで「メタバーキン」を販売し続けており、『ビジネス・オブ・ファッション(Business of Fashion)』誌に対して「芸術作品は単に現物の描写だ」とコメントしている。

「エルメス」は訴状中でロスチャイルド氏の「メタバーキン」がバーキンブランドを損なう行為を煽っているとした上、彼のこうした行為は「消費者を誤解させるために計画的に行なっているもの」と出張している。