SHEIN」、200万ドルの資金調達か、IPOを視野
By Rachel Douglass
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中国のファストファッション・ブランド「シーイン(SHEIN)」が今月にも新たな資金調達ラウンドを通じて200万米ドルの獲得を狙っている大手通信社ロイター(Reuters)が報じた。「シーイン」は数週間前に売上高を2025年までに585億米ドルに拡大するとの目標を掲げたばかり。
ロイターの取材に答えた6人の関係筋によると、「シーイン」は今回の資金調達で企業価値の評価額が640億ドルと、1年前の資金調達時の3分の2に減ったという。
また関係者3人は、アラブ首長国連邦の政府系ファンド、ムバダラ(Mubadala)や既存株主のプライベートエクイティ企業ジェネラル・アトランティック(General Atlantic)およびベンチャーキャピタルのセコイア・キャピタル・チャイナ(Sequoia Capital China)が出資者になる見通しだとしている。
「シーイン」に関しては、昨今米国市場での新規株式公開(IPO)を検討していると報道された。同社は先月、当該IPOに関して主幹事を選ぶために複数の投資銀行と協議を行ったとロイターが報じている。
なお、報道された情報は機密情報のため、関係者たちは身元の公表を拒否している。
「シーイン」は現在IPOの計画はないとし、それ以上のコメントを控えた。
なお「シーイン」は2020年にも米国でのIPOを計画していたが、米中関係に関連した予測不能な事態により中止した。
シーイン
Shein