SMCP、通期見通しを下方修正 欧州・中国事業が低迷
By Rachel Douglass
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「サンドロ(SANDRO)」「マージュ(MAJE)」「クローディ ピエルロ(CLAUDIE PIERLOT)」などを擁するラグジュアリーブランドグループのSMCPは2023年の通期売上高予想について、当初「一桁台半ばから後半の成長」としていた見通しから、「一桁台半ばに成長」へと修正した。
また、調整後EBITマージンについても前回予想の9.2%から7〜9%に修正した。
見通し変更の理由について同社は、「インフレが長引く欧州で成長が低迷している」とし、市場環境が全体的に悪化していることを挙げている。
特にフランスでは8月上旬から消費が低迷しており、さらにスイスやイタリアでも同様の状況が報告されているという。
また中国についても、消費が「期待した軌道通りに進捗していない」と説明し、下期の売上高について前年同期より緩やかな成長になるとの見通しを示した。
SMCPは、今後フルプライス戦略や投資、実店舗やオンライン販路の質的拡大、店舗チームの生産性向上に加え、本社チームの採用方針の調整を中心としたアクションプランを推進するとした上、引き続き成長機会を獲得していくとコメントしている。
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