Spinnova、ナスダック・キャピタル・マーケットへのデュアル上場を目指す
フィンランドの素材テクノロジー企業Spinnovaは、米国証券取引委員会(SEC)にForm F-1の登録届出書を正式に提出した。この届出は、米国における株式の新規公開(IPO)および、ナスダック・キャピタル・マーケット(Nasdaq Capital Market)へのデュアル上場を目的としたものである。
今回の発表は、2026年8月13日に公表された、フィンランドのNasdaq First North Growth Market Finlandでの既存取引と並行したデュアル上場の検討方針を受けたものだ。今回の公募による調達目標額は、暫定的に最低1,500万ドルに設定されている。
デュアル上場で国際的な投資家基盤の拡大を図る
今回の公募の目的は、投資家層の拡大および米国資本市場への直接アクセスの確保にある。公募が完了した場合、調達した純収益は、エテラポルティ(Eteläportti)デモ施設の事業拡大、技術の商業化推進、および一般的な企業運営費用に充当される予定だ。取引は市場環境を条件に、2026年9月または10月中に実施される見込みである。
Spinnovaの最高経営責任者、ヤンネ・ポラネン(Janne Poranen)は次のように述べている。「私たちは10年以上にわたり、有害な化学物質や溶解プロセスを一切使用しない純粋な機械的プロセスによって、木材と廃棄物から自然な風合いの繊維を生み出す、根本的に異なるテキスタイル繊維製造のアプローチを開発してきた」
さらにポラネンは、「現在、当社の技術は研究開発の段階を超え、アディダス(Adidas)、ECCO、BESTSELLERグループのブランドをはじめとするグローバルブランドとの協業により、SPINNOVA®ファイバーを使用した商業製品の展開が可能となっている」と付け加えた。
株主承認および財務カレンダーの主要マイルストーン
新株発行により、最終的な規模および評価額に応じて、既存株主の持分希薄化が生じる見込みだ。既存株式は引き続き、Nasdaq First North Growth Market Finlandにてティッカーシンボル「SPINN」のもとで取引される。
取締役会は2026年9月下旬に臨時株主総会(EGM)を招集し、新株発行の承認を求める予定である。公募の完了は、株主承認、取締役会決議、SECによる登録の有効化、およびナスダックの上場承認を条件としている。
また同社は、2026年8月31日に予定している2026年上半期(H1)の財務結果の公表に先立ち、現在サイレント期間を設けている。
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