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「トミー ヒルフィガー (TOMMY HILFIGER)」がHigg Indexのサステナビリティ・プロファイルを試験導入 商品の環境負荷に関する透明性を向上

By Rachel Douglass

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PVHコープ傘下の「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」は情報公開の取り組み強化の一環として、商品の環境負荷情報提供システム「ヒグ・インデックス・サステナビリティ・プロファイル(Higg Index Sustainability Profiles、以下、Higg Indexサステナビリティ・プロファイル)」をオンラインショップで試験導入すると発表した。

「Higg Indexサステナビリティ・プロファイル」はサステナビリティ関連の情報プラットフォームを運営するヒグ社(Higg)とサステナブル・アパレル連合(Sustainable Apparel Coalition)が今年共同開発した消費財商品の環境性能評価をスコア表示するシステム。今回「トミー ヒルフィガー」は今後本システムについて6週間の試験導入を行う予定で、試験導入期間中は同社の欧州地域を対象としたオンラインショップの各種商品の概要ページに商品の環境への影響を標準値〜レベル3のスコアで表示する。

現在「トミー ヒルフィガー」では、「Higg Indexサステナビリティ・プロファイル」のシステムにおける測定方法に基づき、同社で取り扱う各カテゴリの247製品についてその素材や製造工程における水使用量や温室効果ガス排出レベルなどの環境負荷データをスコア化している。今回の試験導入ではこうしたスコア表示の取り組みについて、売上状況や取り組みに対する定性調査の分析を行い、効果測定を行う。

画像: Tommy Hilfiger

トミー ヒルフィガーグローバル(Tommy Hilfiger Global)のエスター・ベルブルグ(Esther Verburg)サステナビリティ、ビジネス、イノベーション部門エグゼクティブバイスプレジデントは「我々は長期間存続する変化を創造するため、サステナビリティを事業の中心に据えた業界の関係構築に努めている」とのコメントを発表。「“トミー ヒルフィガー”は事業におけるサーキュラリティ(循環化)を一層推進するため革新的なソリューションを継続的に模索しており、“Higg Indexサステナビリティ・プロファイル”は我々のサステナビリティに関する情報を顧客を共有する透明性が高く統一的な手法を提供する」と加えている。

「Higg Indexサステナビリティ・プロファイル」に関しては、巨大ファストファッションブランド「H&M」も今年5月に欧州および米国地域のオンラインショップで導入している。初期段階の対象商品はウィメンズとキッズの夏向け新作だったが、当時の報道資料によると2021年および22年中に全商品に展開する計画を明かしている。

「トミー ヒルフィガー」における「Higg Indexサステナビリティ・プロファイル」の試験導入は、同社が2020年から推進している「Waste Nothing and Welcomes All(無駄を無くし、全てを受け入れる)」のミッションに合致するものとして決定された。同ミッションは、サステナブルで倫理的な製品の製造や事業推進および地域社会との関係構築に焦点を当てている。

画像: Tommy Hilfiger

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