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資生堂、欧州発新スキンケアブランド「Ulé」を発売へ

By Rachel Douglass

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画像: 資生堂, Ulé

化粧品大手の資生堂は、このほど、「コンシャスビューティー」(肌だけでなく地球環境にも良い化粧品)のニーズに着目した新たなスキンケアブランド「Ulé(ウレ)」を新発売する。

発売されるのはスキンケア用品やサプリメントを含む合計8商品で、5月2日よりフランス・パリの直営店および欧州向けのECを通じて販売する。

開発は同社の欧州地域本社の社員が、スタートアップ企業・栄養士・植物学者などの外部専門家とのオープンイノベーションにより手がけたほか、生産にあたっては、フランス国内で農産物の屋内生産を通じて都市型農業を展開するスタートアップ企業Tower Farmとのパートナーシップを締結している。

さらに同社は、パリ郊外に垂直農場を建設しており、これまでフランス国外でしか調達できなかった主要な植物原料3品を栽培していくことで、原料の生産拠点現地における自国調達率を高め環境負荷を低減するとしている。

なお、「Ulé」ブランドの製品あたりの平均原料自国調達率は84%となっている。

また、製品の有効性と安全性を確保するため、植物由来原料の化粧品への配合量を96%まで高めるとともに、独自の基準に基づき1,400の成分を独自の基準で不使用とし、

8製品すべてについて敏感肌テストを行っている。

加えて製品の包装はすべてフランスにある同社のバル・ド・ロワール工場で行い、原料の一部にバイオ素材を使うという。

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