VFコープが原宿に東京オフィスを開設、デザイン開発に向けた新組織も発足
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ファッションブランドグループのVFコーポレーション(以下、VFコープ)はこのほど、デザイン開発に向けた新組織「東京デザインコレクティブ(Tokyo Design Collective、以下、TDC)」を発足させるとともに、東京オフィスを東京・原宿に新設した。
東京オフィスには傘下の「ディッキーズ(DICKIES)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」の各ブランドの日本本社のほか、TDCのスタジオが入る。
今回発足したTDCでは、日本のプロダクトデザインと職人の技術をVFコープのブランドを取り入れることを目指し、社内のデザインチームに加えてフリーランスのデザイナー、アーティスト、国内ブランド各社との連携し、新しい日本のファッションの表現を開発、促進していく。
また、世界各国のVFブランドのデザイナーが滞在し、働きながら共に創作活動を行う「デザイン・イン・レジデンス(Design in Residence)」プログラムを展開し、人材育成施設としての役割も担う。
すでにTDC を通じてのVFブランドポートフォリオ全体で複数の新プロジェクトが進行しており、その多くが今年中に公開される予定だという。
VFコープのミッチェル・ウィティカー(Mitch Whitaker)北アジア・TDC代表取締役社長は「TDCと日本のブランドチームは原宿の東京オフィスの開設とともに、当社の『世界に向けた日本のための日本戦略』を通じて傘下のブランド群のハロー効果を推進するという同オフィスの役割に、非常に高く期待している」とコメントしている。
さらに、「新拠点を活用して、注目を集める新しいデザインコンセプトを発信し、日本のお客様との関係を築くとともに、他の世界市場をも刺激していきたい」と加えている。