ダイアナ元妃を描いた映画『スペンサー』予告編のベストルック
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ダイアナ元英国皇太子妃を題材にした映画『スペンサー(原題)』。待望の予告編が公開され、ますます話題が沸騰している。
映画は、クリステン・スチュワートが演じるダイアナ元妃が英国王室で暮らしていた頃に焦点を当てたもので、ダイアナ元妃とチャールズ皇太子が離婚を決意した1990年代のあるクリスマス休暇中の3日間の出来事や、二人の離婚による英国王室の混乱を描いている。
ファンにとってはそのストーリーだけでも早く見たくてたまらない作品だが、映画の中のファッションやスタイリングも要注目であることが今回公開された予告編で明らかになった。
衣装は『プライドと偏見』『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』『アンナ・カレーニナ』などの衣装を手がけ、アカデミー賞受賞経験もあるジャクリーヌ・デュランが担当。クリステンの衣装はダイアナ元妃が着ていた実際の服に極めてよく似ており、映画のファッションにも期待が高まっている。
映画の公式ポスターでは、華麗な白いドレスを着たダイアナ(クリステン・スチュワート)が背中を丸めてドレスに顔をうずくめている写真が使われ、映画のストーリーを匂わせている。写真の中のドレスは映画のために特別にデザインされたものであるにもかかわらず、アイコニックなウェディングドレスをはじめ元妃が生前に着用していたドレスを彷彿とさせる。
予告編に収録された、物語の舞台であるサンドリンガム・ハウス(エリザベス女王の別邸)の霧がかった庭でカナリーイエローのスーツとお揃いの帽子を被って佇むダイアナの姿はまるで本人が着ていたものにそっくりだ。
また別のシーンでは、ボンバージャケットとクリーム色のセーターを着て真珠のイアリングをつけたダイアナも登場。アメリカの学生風のプレップなルックスはダイアナの典型的なスタイルで、生前も度々バーシティジャケットを着て出かける様子が報道されている。
特に実物をよく捉えているのは、赤のスーツにネットのヴェールをあしらった黒の帽子だ。映画の軸となっている、ダイアナ元妃がチャールズ皇太子との別れを決意した日の実際の装いに酷似している。
映画は米国で11月に公開が予定されている。なお、今年9月3日にベネチア国際映画祭で初公開された。