「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展が都内で開幕
By Danielle Wightman-Stone
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「クリスチャン ディオール(CHRISTIAN DIOr、以下、ディオール)」が世界で巡回してきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展が、東京にやってきた。
東京都現代美術館で2023年5月28日まで開催される同展は、ディオールと日本との深い関わりをテーマにしている。日本のファン向けに同展のキュレーションを手がけるフロランス・ミュラー氏が企画し、ニューヨークの建築事務所OMAのパートナーである建築家の重松象平氏が空間演出を担当した。
パリ装飾芸術美術館に続き、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館、ニューヨークのブルックリン美術館などでも開催されており、75年以上続くディオールの創作活動に加えて、日本との真摯かつ貴重な絆に焦点を当てている。
同展の開催にあたり、フロランス・ミュラー氏は「(ディオールの創設者)クリスチャン・ディオールは日本人の“モダニズムと伝統を融合させる”能力を賞賛していた。伝統とイノベーションの国である日本と、戦後のファッションに改革を起こしたディオールとを結びつけることとなった相互への深い賞賛だ」とコメントしている。
さらに、「1953年には日本有数の繊維企業とも製造委託契約を結び、今日のマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)のデザインにも生きている豊かな文化性や芸術性、そして今回の東京都現代美術館での展覧会の起源となった」と加えている。
ディオール
クリスチャン・ディオール
Christian Dior
Dior
展覧会