FIT美術館で高級ファッションとインテリア装飾をテーマにした展覧会が開幕
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ニューヨークのファッション工科大学美術館(The Museum at the Fashion Institute of Technology、以下FIT美術館)で、高級ファッションとインテリア装飾をテーマにした展覧会「Designing Women: Fashion Creators and Their Interiors(女性をデザインする:ファッションクリエイターとそのインテリア)」が開幕した。会期は2023年5月14日まで。
同展ではココ・シャネル(Coco Chanel)やエルザ・スキャパレリ(Elsa Schiaparelli)、アン・ロウ(Ann Lowe)、マリー ・クヮント(Mary Quant)など40人の女性デザイナーによる服やアクセサリー60点を展示。
展示品とともに、インテリアの写真やアーティストでFITのイラストレーションを専門とする准教授、ビル・ドノバン(Bil Donovan)が同展のために描き下ろした大型サイズの絵画も掲示されている。
建築家やインテリアデザイナーが手がけたクチュールサロンやアパートメントから、デザイナー本人が飾りつけを行ったアトリエや自宅など、選りすぐりの写真が登場する。
なかには、ココ・シャネルのパリの自宅やアナ・スイ(Anna Sui)のニューヨークのアパートもあり、そうした写真を通じてファッションとインテリアデザインの共通点を探っていく。
さらにバーバラ・フラニッキ(Barbara Hulanicki)やパリの自宅「シャトー・ムートン(Château Mouton)が有名なポーリーン・フェアファックス・ポッター( Pauline Fairfax Potter)といった、ファッションの世界からインテリアデザイナーに転身した著名人に関する資料も展示されている。