「LV Dream」にて未公開作品300点を展示、ルイ・ヴィトン アール・デコ展がパリで開催

2022年にルイ・ヴィトンがパリにオープンした文化体験スペース「LV Dream」にて、アール・デコに特化した展覧会が開催されている。

「ルイ・ヴィトン アール・デコ」と題されたこのイベントは、1925年に開催された現代装飾産業美術国際博覧会（通称アール・デコ博）の100周年を記念するものであり、創業者ルイ・ヴィトンの孫であるガストン-ルイ・ヴィトンの功績に光を当てる。

会場となる「LV Dream」（パリ1区 Mégisserie通り 26番地）では、未公開作品を多数含む300点以上のオブジェやアーカイブ資料が、没入感のある8つのテーマ別ルームで展示される。

• 歴史：メゾンの初期、アニエールにおける家族と芸術的背景。

• 1925年：栄光の年。1925年の博覧会におけるルイ・ヴィトンのスタンドを再現（レザーグッズおよびトランク）。

• アール・デコ宣言：技術的かつ創造的な作品群（オートモビル・トランク、ワードローブ・トランク、幾何学的なイブニングバッグ、レザーグッズ）。

• ルイ・ヴィトンのエレガンスと美：初のビューティーアクセサリーとして、エレガントなハードタイプのガーメントバッグ「Milano」や、フランスのオペラ歌手マルテ・シュナルのために作られたオーダーメイドのトラベルケースなどが挙げられる。また、ジャンヌ・ランバンおよびポール・ポワレへのオマージュも捧げられている。

• ウィンドウディスプレイの芸術：芸術的空間としてのウィンドウの役割。「Champs-Élysées」バッグに焦点を当てたディスプレイを再現。

• 色彩、フォルム、素材：アール・デコ特有のカラーパレット、素材、シルエットの探求。

• デザインから広告まで：ガストン-ルイ・ヴィトンによるクリエイティブおよびプロモーションプロセスの統括。

• 旅における美：アール・デコの国際的な影響。1920年代のアーカイブ資料と、ニコラ・ジェスキエール、ファレル・ウィリアムス、マーク・ジェイコブス、キム・ジョーンズらによる現代のクリエイションを展示。