ミウッチャ・プラダ、「若手医学研究者の支援は知識と社会的責任への投資」と語る

プラダ・グループは、企業の社会的責任（CSR）活動の一環として、長年にわたり医学研究分野への投資を行ってきた。 本日、ミラノのプラダ財団内にあるゴダール・シネマにて、「Joint international conference 2025: innovation in oncology, new drugs and the impact of artificial intelligence」の開会記者会見が開催された。この会議は、ジャンニ・ボナドンナ財団がプラダ・グループ、ミケランジェロ財団、および欧州腫瘍学研究所（European school of oncology）の支援を受けて主催するものである。

本日と明日の2日間にわたり開催されるこのイベントは、腫瘍学における世界のトップエキスパート、臨床医、および研究者が一堂に会し、がんの研究と治療におけるイノベーションに焦点を当てる、国際的に重要な会議である。

プラダ・グループのエグゼクティブ・ディレクターであり、ラフ・シモンズと共にプラダの共同クリエイティブ・ディレクター、そしてミュウミュウのクリエイティブ・ディレクターを務めるミウッチャ・プラダは、次のように述べた。「私たちは、教育と文化が現在を理解し、未来を想像するための不可欠なツールであると信じている。ジャンニ・ボナドンナが教えたように、若手研究者を支援することは、知識と社会的責任への投資を意味する。それにより、がん研究が人々の生活を変え続けることができるのだ」。

この会議の科学プログラムは、現代のがん研究における2つの大きな課題に取り組む。一つは、がんの耐性メカニズムを克服するための新薬開発および治療戦略における新たなフロンティアであり、もう一つは、プレシジョン・メディシン（精密医療）における人工知能の増大する影響である。

また、新世代の研究者の育成と評価への取り組みも、今回の会議における中心的な議題である。ジャンニ・ボナドンナ財団がプラダ・グループの支援および欧州腫瘍学研究所との協力のもと推進する「ジャンニ・ボナドンナ・フェローシップ」の継続が発表された。これは、若手のがん専門医や血液専門医に海外の優れた研究機関で研修を受ける機会を提供し、将来のがん研究をリードする人材の育成に貢献するものである。