アンジェリーナ・ジョリーが「アナザー・トゥモロー」の顧問委員に就任

俳優のアンジェリーナ・ジョリー（Angelina Jolie）がファッション界で活躍の場を広げている。同氏はこのほど、サステナブル・ファション・ブランド「アナザー・トゥモロー（ANOTHER TOMORROW）」の顧問委員に就任した。

昨年、「クロエ（CHLOÉ）」とのコラボレーションにより自身の冠ブランド「アトリエ・ジョリー（ATELIER JOLIE）」を立ち上げたばかりのジョリー氏。「アナザー・トゥモロー」の顧問を引き受けた理由について、創設者ヴァネッサ・バルボーニ・ハーリク（Vanessa Barboni Hallik）氏が「ファッション界で他と違った道を築いている」と強く感じたためであると説明している。

「（ハーリク氏が感じている）大きな変化の一つは、サステナビリティに携わる人々が協業相手を探す手法を見出し始めているということ」と、ジョリー氏はコメントしている。

さらにハーリク氏について「彼女は長い間通念とされてきた（サステナブルファッションの）難しさや障がいをすべて見てきており、それらと向き合ってこれまでとは異なる手法を具現化している」とした上、「この契機に自分が参加し、示唆に富み人道的なサプライチェーンによってより美しく昇華した服が生み出されることを嬉しく思う」とコメントしている。

先日発表されたプレスリリースでは、ジョリー氏とハーリク氏のパートナーシップは知識やオープンなリソース、コミュニティづくりに関する透明性を確保した交換であると表現されている。また二人は「ファッション業界をよりリジリエントでサステナブルなエコシステムに移行させていく支援に取り組む」としている。

一方、ハーリク氏もコメントを発表し、ジョリー氏の人道的活動や広い視野について触れ、「アナザー・トゥモロー」のインスピレーションになっていることを明かした。

「（ジョリー氏は）可能性の限界に挑戦し、強い意志と協力のもと事業を推進していくよう私たちの意欲を掻き立ててくれるとともに、ミミ・プランジ（Mimi Plange）をはじめ素晴らしい協力アーティストおよびデザイナーコミュニティの醸成と支援を図っている」と同氏は語っている。