備えあれば憂いなし!面接での課題攻略法
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欧米のファッション関連企業では採用の際の書類審査や面接で課題を与えられることが最近増えている。企業にとっては適切な人材の選定基準になる上、一方、応募者にとってもスキルやクリエイティビティを披露することができるためだ。日本ではまだあまり馴染みのないことかもしれないが、ファッション業界のインターン経験者によるリアルなストーリーを発信する英国発のブログ「theIntern247」の編集長を務めるハナ・ラフター(Hannah Rafter)が将来海外でファッションキャリアに挑戦してみたいと考えている読者のためにその攻略法を紹介する。
課題を出されたら「自分は採用先でどんな形で能力を発揮し、何を採用先に提供できるか」を考え、それを課題で表現する方法を考えてみよう。どんな課題が出るかは会社によって違うため、成果物としてどの程度のレベルが求められるか事前に把握しておくことも大事。アイデア提案のようなシンプルなものから企画、戦略立案、あるいは自己PRのプレゼン作成まで、どんな課題が来ても適切に自信を持って対応し、内定獲得を目指そう。
課題の意図を分析する
課題を与えられると動揺してしまうもの。しかしあわてずにじっくりと時間をかけ課題で求められていることを理解しよう。ペンと紙を用意して、課題の指示を読み気づいた点をメモしよう。
応募職種の経験がある知り合いや友人に話を聞く応募した職種と類似する部署で働いている知り合いに思い切ってセカンドオピニオンを求めてみよう。課題で求められていることに対する自分の理解が正しいか第三者に確認することは大変役に立つ。
業界の最新ニュースをチェックする
力仕事ですべてのニュースを網羅するのではなく、応募先の部署に影響があると思われるニュースをチェックし、それを課題にどう反映させることができるか考えてみよう。
成果物についてのプランを考える
応募職種や業界、課題の内容について十分に理解したら、成果物のプランニングを始めよう。成果物の構成を項目ごとにブレークダウンして、それぞれに要点やアイデアを書き込んでいこう。
アイデアを膨らませる
アイデアがまとまった段階で、データや画像、背景情報を追加してアイデアを膨らませていく。企業は市場や業界全体に関する広い視野からの意見を求めている。
「自分らしさ」を入れ込む
成果物において課題に対するアイデアを明示することが極めて重要であるのは言うまでもないが、成果物は同時に自分のクリエイティブ・スキルを披露する絶好の場でもある。完成度を上げることはもちろんのこと、「自分らしさ」をプラスすることを考えよう。
業界の知り合いや友人に読んでもらう
出来上がった成果物は最初に課題について相談した業界の知り合い・友人に見てもらい、誤字がないかや成果物が課題に対する適切な回答になっているかなどを確認してもらおう。チェックの後に直しが発生する可能性を踏まえ、なるべく時間に余裕を持ってチェックを頼むこと。
必要ならぜひ練習を!
成果物についてのプレゼンが求められる場合は時間を計りながら練習しよう。プレゼンは慣れておけば怖いものなしだ。
課題への挑戦は自分の能力を応募先にアピールする最大のチャンスだ。どんな課題が来ても自信を持って楽しみながら取り組み、ぜひチャンスをものにしてほしい。.
写真: Pexels