素材供給国からの脱却:国際舞台を目指す台湾ファッションシーン
ファッション業界において、台湾は主に機能性素材および合成繊維のサプライヤーとして知られている。縫製工程の大部分を東南アジアで行うため、同国の繊維輸出額は世界第9位である一方、アパレル製品の輸出額は第41位に留まる。しかし現在、その主力である素材ビジネスにも陰りが見えている。台湾の繊維業界団体である台湾紡織業拓展会(TTF)によれば、2025年の繊維およびアパレル輸出額は前年比7.6%減の62億2000万米ドルと減少し、2026年もその下落傾向が続いている。同団体も認める通り、ブランド構築力およびデザイン力の強化が喫緊の課題となっている。 まさにこの課題に挑んでいるのが、現地のファッションシーンである。今回の台北ファッションウィークでは、台湾のデザイナーたちが精巧なデニムのクラフツマンシ...
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