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「オールバーズ」が世界初の“ネットゼロ”シューズ製造計画を発表

By Cenia Zitter

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ファッション
Allbirds' 'first net zero carbon shoe'. Credit: Allbirds.

サステナブルな服やフットウエアで知られる「オールバーズ(ALLBIRDS)」は、世界初の“ネットゼロ”のシューズ「M0.0NSHOT(ムーンショット)」の製造計画をデザインした。

アッパー部分にはニュージーランドのレイク・ハウェア・ステーション(LHS)牧場で再生型農業を用いて生産されたメリノウールを使用し、ミッドソールには「オールバーズ」が新開発したバイオ原料80%を含むサトウキビ由来の素材「Super Light Foam(スーパーライトフォーム)」を使う。

またアイレットの素材には、再生材の研究を手がけるマンゴー・マテリアルズ(Mango Materials)社と共同開発した、微生物によってメタン(羊のゲップなどに含まれる温室効果ガスの一種)をポリマー類似物質に変換する技術を応用して生成したバイオプラスチックを使用。バイオプラスチックはプラスチックと同様に成形性を持つが、一方で二酸化炭素の排出量を抑えることができる。

M0.0NSHOT Design Board. Picture: Allbirds

さらにバイオ燃料による海洋輸送や電気トラックに加え、サトウキビ由来のグリーンポリエチレン製真空パックの導入など、製品の輸送や包装でもカーボンフットプリントの削減を図る。

そのほか、二酸化炭素を排出する原料と回収する原料の構成を適切に把握することで、温室効果ガス排出量の取引などで排出量を相殺するカーボンオフセットに頼ることなく、最終的な“ネットゼロ”を達成していく。

完成品は2023年6月にデンマーク・コペンハーゲンで開催される「グローバル・ファッション・サミット(Global Fashion Summit)」で初公開される。発売は2024年初旬を予定。

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