プラダアカデミーってなに?対象者・応募条件は?
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先般、生産機能拡充のため、400人を雇用する計画を発表したプラダ・グループ。その半数にあたる200人は、今年の年末までにプラダ・グループの研修プログラム「プラダアカデミー」を通じて職業訓練を受ける。
プラダアカデミーとは?
プラダアカデミーは、ラグジュアリーブランドのプラダ・グループが従業員向けに運営する職業訓練プログラム。革新的なアイデアやグループが培った技術や手法などの知識を共有することで、グループの成長を推進することを目的としている。
2000年初頭にプラダ・グループ初の社内研修事業として開発されたもので、「マスタークラス」に加えて、技術力の開発と職人技・工業的ノウハウの維持のための「OJT(実習)」「オンラインコース」の3つのコースで構成されている。
また昨今では、サステナビリティーを全般的に扱う専門的な研修プログラムも開始した。(プラダ・グループHP)
現在、プラダアカデミーは「インダストリアルアカデミー」「学習・開発アカデミー」「ストアアカデミー」の3分野に対応した研修課程を提供している。
応募条件は?
プラダ・グループの若手従業員ならだれでも応募可能。昨年度応募の経験がある場合は、履歴書を更新することで2023年版への応募ができる。(プラダ・グループHP)
具体的な研修内容は?
アカデミーでは革製品やフットウエア、アパレル部門に関する技術を学ぶ。講師は、グループ内のそれぞれの分野で活躍する専門家や職人たちが行う。
なお、研修では製造工程や事業プロセス、原材料の知識に関する理論的講習と、プラダ・グループおよびそのサプライヤーが主催する現場での実習時間が用意されている。
さらに今後、フィレンチェ近郊のスカンディッチで革製品に特化した新たな研修施設を開設する予定で、初の研修生としてアカデミーの参加者30人を来年にも新施設に受け入れる。