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2020/21 秋冬シーズン パリ・ファッションウィーク ハイライト

ファッション

By Trendstop

2020年3月30日

トレンド予測を手掛けるトレンドストップ(Trendstop)が FashionUnited読者向けに先日開催された2020年秋冬シーズンのパリ・ファッションウィークのハイライトを一挙紹介。

今回のパリ・ファッションウィークは新型コロナウイルス感染拡大の影響で数々のブランドがショーを中止するなど厳しい状況での開催となったが、ファッションの都らしく多くの参加者が集まった。ファッション業界全体が継続的に「環境」と「多様性」への取り組みを進める中、パリ・ファッションウィークに参加したブランド各社はこうしたテーマについてのビジョンや活動、革新性などをアピールした。

今週FashionUnitedでは2020年秋冬シーズン パリ・ファッションウィークの注目コレクションから読者のために特別にピックアップした「ステラ・マッカートニー(Stella McCartney )」「バレンシアガ(Balenciaga )」「ヴァレンティノ(Valentino)」 の3つのルックスを特集。「ステラ」は自然界と生物多様性、「バレンシアガ」は気候変動をテーマにした新作を発表。一方「ヴァレンティノ」は長年業界に定着してきた偏見を覆し、ファッションにおけるダイバーシティ(多様性)やインクルーシビティ(社会的包摂)を象徴するデザイン披露した。

「バレンシアガ」

デザイナーのデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)はランウェイや客席の最前列を水浸しにするという衝撃的な演出で気候変動の危機をデザインの全面に打ち出した。ステージ背面に設置されたLEDには地球の未来を暗示しているかのようなアポカリプスを彷彿とさせるビジュアルが映し出され、その前で未来的な印象の黒いレザーや 聖職者の法服、ストライプの「バレンシアガ」のロゴ入りサッカーユニフォームを着たモデル達がキャットウォークを見せてまわった。

写真:3つとも「バレンシアガ」2020秋冬コレクションより(Trendstop提供)

「ステラ・マッカートニー」

サステナビリティの先駆的な取り組みで知られる「ステラ・マッカートニー」はショーで排出される二酸化炭素をオフセットするため、「ステラ」ロゴ入りの紙バッグに入れた苗木を観客にプレゼント。コレクションでは動物性原料を使わずに作ったビーガンのパジャマやカフタンドレスに野生の動物達をテーマにしたジュエリーをアクセントに使ったコーディネートのほか、20世紀に活躍したフランス人美術家・エルテが描いた「クラゲ」のイラストをモチーフにしたドレスなど、ステラ・マッカトニー本人の自然環境保全への思いが感じられる新作がお目見えした。

写真:3つとも「ステラ・マッカトニー」2020年秋冬コレクションより(Trendstop提供)

「ヴァレンチノ」

ピエールパオロ・ ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)が手がけた「ヴァレンチノ」のショーは「インクーシビティ」にフォーカス。性別や人種などの属性によって排除されることなくすべての人を受け入れるという「インクルーシビティ」の考え方を推進するため、同性愛者やトランスジェンダーに加え様々な体型のモデルなどをショーに起用 。ペアードバックのディテールがポイントのなめらかなシルエットや ヴァレンチノ定番のレッドを使った印象的なドレスやスーツ 、スパンコールをあしらったイブニングウェアなどを男性・女性両方のモデルが着用。男性モデルの着たアイテムを再び女性モデルが着て登場するシーンも。

写真:3つとも「ヴァレンチノ」2020年秋冬コレクションより(Trendstop提供)

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