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LVMH傘下EC「24エス」と「トウキョウ ジェームス」がコラボコレクションを発表

By Gabriella Onessimo

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ファッション

Credits: The Crepe Bomber Paris Jacket. Courtesy of 24S.

仏のラグジュアリーEC「24エス(24S)」が「トウキョウ ジェームス(TOKYO JAMES)」とコラボレーションした限定カプセルコレクションを発表した。

「トウキョウ ジェームス」を手がけるナイジェリア系イギリス人デザイナーのイニエ・トウキョウ・ジェームス(Iniye Tokyo James)は、2022年LVMHプライズのグランプリ受賞者。コラボコレクションでは、イニエの既存のデザインをベースに、イニエのパリに対する想いを込めてアレンジを加えたジャケット5種が登場する。「僕らにとってパリと言えば、おとぎ話やファンタジーを思い浮かべるだろう」とイニエ。「(コレクションでは)その夢のような世界と現実の交差を模索した。日常にも違和感がなく、実際にある夢を作りたかった」と彼は説明している。

LVMHの傘下である「24エス」は若手デザイナーを積極的に支援しており、今年、「トウキョウ ジェームス」以外にもLVMHプライズを受賞した2ブランドとのコラボレーションを予定しているという。「24エス」のモード・バリオニュウェヴォ(Maud Barrionuevo)マーケットプレイス・ディレクターは、美しく装飾されたライダーズジェケットを着たイニエと偶然遭遇したことがきっかけで、今回のコラボレーションを思いついたという。「“今季のマストハブ・ジャケット、ボンバー・デニム・ブレザー・ライダーズでコラボレーションしましょうよ”と提案した」とバリオニュウェヴォ氏はコメントしている。

コレクションの新作は、新しいシルエットやテクスチャーのディティールのほか、刺繍や手描きで入れたパリへのメッセージをあしらってブランドのコードをパリジャンの雰囲気にアレンジ。また、「それぞれに物語がある」とイニエが称するモチーフは、コレクションの宣伝動画で本人が着用したジャケットにも使われている。

イニエのアイデンティティにも通ずる、ブリティッシュのテーラリングとナイジェリアのルーツも健在。「(英国とナイジェリアという)2つの国の融合は予々ブランドが大切にしてきたこと」とイニエ。彼は今回のカプセルコレクションでもそのコンセプトを踏襲しつつ、パリらしく再現したとしている。

カプセルコレクションについてバリオニュウェヴォ氏は、「視覚的に非常に印象的で、創造性豊かなことに加え、日常的に必須なキー・アイテムを取り揃えているため使いやすいのも特徴。(デザインと有用性という)双方のバランスがちょうどいい」と語り、「24エス」のブランド使命に合致したコレクションが顧客層に受け入れられるであろうという期待感を露わにした。

価格は778 ドル〜1,884ドル。通常商品同様、廃棄対象の生地などをアップサイクリングして使用した商品も販売する。「過去数年、毎シーズンの新作でアップサイクル生地を使用した商品を30パーセント以上取り入れるようにしている」とイニエ。「そうすることで生地を遊んだり、加工したり、再生したりできる」と、サステナビリティを重視する価値観を強調している。

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