スナップショット: NYファッションウィークで最も噂されたデザイナー、トモ・コイズミ

ニューヨークファッションウィークで最も期待されたショーといえばテルファー（TELFAR）だったかもしれない。しかしそれにも負けずSNSの話題をさらったある日本人デザイナーがいる。カラフルでまるで巨大なカーネーションのようなオーガンジーのドレスを発表したトモ・コイズミ（TOMO KOIZUMI）だ。

東京出身で現在30歳のコイズミはもともとアジアのアイドルやセレブリティ向けのコスチュームデザイナーとして活動していた。彼のインスタグラム画像が著名スタイリスト兼ファッションエディターのケイティ・グランド（Katie Grand）の目に留まり、彼女の手助けでニューヨークファッションウィークの参加が決定した。会場はマーク・ジェイコブス（MARC JACOBS）の旗艦店で、参加が決定したのはランウェイ開催の３週間前のことだった。

コイズミは短い準備期間にも関わらず無事にランウェイを成功させただけでなく、そのデザインで多くのSNSユーザーを魅了した。彼はヴォーグ誌（Vogue Magazine）の取材に「（この事態を）まったく予想していなかった」とコメント。彼がデザインしたドレスについても、“女の子用のフリルの鎧”を作ろうとデザインしたものだったという。

今、ファッション界が最も注目するトモ・コイズミ。Fashion Unitedではこれまでの彼の活動を反映する画像を集めた。コイズミの活動の軌跡をたどりつつ、彼の今後にますます期待したい。

写真: Tomo Koizumi AW19, via Catwalkpictures ; Tomo Koizumi HP画像