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【Trendstop 】2023年秋冬メンズ・キャットウォークに見る、最新素材トレンド

By Trendstop

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ファッション

トレンド予測を発信するTrendstopがFashionUnited読者に向けて、2023〜2024年秋冬シーズンの最新服飾素材トレンドをレポート。

今季のランウェイでは、服飾素材でデザインや製作におけるエコにアプローチしたケースが目立ち、スポーツウエア、テクニカルファブリック、レザー、織物などあらゆる生地でサステナビリティが取り入れられた。スタイリッシュでピカピカなバージン素材を避け、リサイクルやアップサイクルした生地で使用感を出したルックス、天然素材、さらに作り手の責任を考慮したデザインも登場した。

天然素材のスポーツウエア生地

最新技術と環境への責任とが現代的にヒュージョンする天然素材のスポーツウエア生地。アースカラーのパレットで展開しつつ、スタイルに妥協することなくエコなタッチを加えることで、アクティブウエアを洗練された服へと昇華させるのが今季のトレンドだ。中でも軽量な再生繊維由来の生地や、ソフトな見た目で素材感のあるプレッセが際立ち、軽いのに耐久性がある高機能な素材が多く使われた。さらに普段着としてデイリーに着られるパフォーマンスウエアなどよりサステナブルに設計されたルックスも登場した。

リクレイムド・スエード

古着などから回収し再利用されたリクレイムド・スエードの着古した素材ならではの温の味わいが、サステナビリティ意識の高い消費者の共感を呼んでいる。ダメージの入ったその見た目はソフトなスエードに力強さを与え、アウターに使えばインパクトを演出するほか、粗削りでアーバンな色味が丈夫なのに着心地がよく、流行にとらわれず着用できるアイテムを作り出す。さらに手作業で加えられた加工がユーズドの使用感とともに、若い世代に人気のグランジな魅力を引き出している。

タフト織風のテクスチャー

生地のアップサイクルとして、生地のほころびや切れ端を生かし、生地に立体的な装飾をつける手法がトレンドに。裁ち目やふさふさとした糸束、ほつれた細い糸で凹凸感を出した表面には、ユーズド素材独特の不完全さが漂う。加えて、計算された装飾の配置もフレッシュなデザインを作り出し、服をハイクオリティなスタイルに仕上げる。デッドストックを使うというコンセプトも、エコ消費時代のニーズにマッチしている。

2023年秋冬
FW23
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