Arket、アーティストのエヴェリーナ・クルーンとチャリティブランケットを共同制作

H&Mグループ傘下のスウェーデン発ブランドArket（アーケット）は、今年のホリデーシーズンに向けて、ストックホルムを拠点とするアーティスト、エヴェリーナ・クルーンとの社会貢献を目的としたコラボレーションを発表した。両者は国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）を支援するための特別なブランケットを発売する。このブランケットが1枚販売されるごとに、Arketは避難を余儀なくされた家族への緊急支援として、防寒用ブランケット2枚分に相当する額をUNHCRに直接寄付する。

クルーンにとって、日常的なアイテムであるブランケットは、家庭、暖かさ、そして安心を象徴し、つながりの感覚を呼び起こすものである。プレスリリースによれば、クルーンは「（ブランケットは）他者が置かれた厳しい現実を想起させると同時に、自らの快適な家の中で連帯を示すものでもある」と述べている。

Arketおよびクルーンは、2022年にもスウェーデンのウール工場Klippan（クリッパン）と共同でカラフルなブランケットシリーズを発表した経緯がある。今回の限定バージョンはUNHCRへの明確なオマージュが込められており、国連のブルー、UNHCRが活動する地域の衛星画像から着想を得たナチュラルなオフホワイト、そして暖かさ、思いやり、「歓迎」の気持ちを表す柔らかなレッドが配色されている。

今回のコラボレーションは、地球規模の課題解決に貢献しようとするファッションブランドの広範な潮流に沿ったものであり、またスカンジナビアの伝統に関する真摯なストーリーを伝えるというArketの取り組みの一環でもある。同ブランドは今月初めにも、離島ゴットランド島のコミュニティに敬意を表し、Barbour（バブアー）とのコラボレーションを発表している。

Arket x Evelina Kroonのブランケットは、2025年12月4日より、一部の店舗およびArketのオンラインストアで販売される。