仏税関、Shein製品検査で非繊維製品の25%が不適合と発表

パリ - フランス税関は土曜日、AFP通信に対し、11月初旬に実施したSheinの小包32万474個を対象とした検査において、繊維製品以外の25%が不適合であったと発表した。これはル・パリジャン紙の報道を裏付けるものである。

ロワシー＝シャルル・ド・ゴール空港で大々的に行われたこの検査で確認された違反内容として、税関は模倣品、化粧品および電気製品における表示や取扱説明書の欠如、一部玩具における基準違反などを挙げている。

この結果は、検査直後に政府が発表した数値を下方修正するものである。当時、政府は検査した20万個の小包のうち80%が不適合であったと発表していた。

Sheinプラットフォームの中核事業である繊維製品に関しては、「不適合はほとんど見られなかった」と税関は報告している。この良好な結果の要因として、税関は「税関の検査オペレーションの数日前に」同社がマーケットプレイスを閉鎖したことを挙げている。

この検査は11月6日に行われ、Sheinはフランスにおけるサードパーティセラー向けのマーケットプレイスを11月5日に一時的に閉鎖したと発表している。 これらの検査の法的な結末や、作成された可能性のある調書の数については明らかにされていない。

この検査オペレーションは、児童ポルノ的な性格を持つ人形の販売が激しい抗議を巻き起こしたことを受け、政府が同プラットフォームの停止手続きを開始した翌日に行われた。

その後、パリ司法裁判所は、Sheinが違法製品を販売から取り下げたことを踏まえ、この措置を「不釣り合い」であると判断し、一時的な差し止めの要求を棄却した。政府はこれに対し控訴している。

また、このアジアのプラットフォームは内部監査を開始しており、この監査に合格したヨーロッパのサードパーティセラーに対し、自社のマーケットプレイスでの販売を段階的に再開させる方針を示していた。 フランス税関によれば、フランス国内の小型小包に含まれる商品の数は、2022年の1億7000万点から2024年には7億7300万点に増加した。これらの製品の97%は中国から発送されている。

12月の議会報告書によれば、2022年に実施された同様の標的調査では、商品の96%が不適合または模倣品であったことが示されている。

欧州各国は、2026年7月1日から小型小包に3ユーロの税金を課すことを目指している。フランスでは、議会での財政法の審議結果次第で、この税額が5ユーロに引き上げられる可能性もある。