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<独占取材>「Hello Tokyo」で再コラボ、ミラ・ミカティ氏&サラ・アンデルマン氏に聞く

By Julia Garel

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小売 |インタビュー

レバノン系パリジャンの新鋭デザイナー、ミラ・ミカティ(Mira Mikati)氏とパリで爆発的人気を博したコンセプトショップ「Colette(コレット)」共同創設者サラ・アンデルマン(Sarah Andelman)のコンビが東京で再びタッグを組んだ。昨年12月にマイアミでのポップアップストア「Hello」をコラボした二人が今回手がけたのは伊勢丹新宿店二階の特設スペースで期間限定開催中のストア「Hello Tokyo」。4月19日までの期間、ミラ氏のカラフルで元気なイメージに合わせてデザインされた店内でミカティ氏が様々なクリエイターやデザイナーとコラボした限定アイテムが販売される。話題の二人にプロジェクトについてバーチャル・インタビューを行った。

アイテム制作でコラボしたデザイナーやクリエイターの選考基準はあったのですか?どのようにして彼らのことを知ったのでしょうか?

ミラ・ミカティ(以下、ミラ): 彼らの作品にはすべて「Happiness(幸福感)」「明るさ」「彩り」「ユーモア」といった共通点がありました。皆、サラ(サラ・アンデルマン)が仕掛け人となって集めてくれたのです。

サラ・アンデルマン(以下、サラ): 「Hello Tokyo」はほとんどミラのプロジェクトみたいなものなので、コラボするブランドは彼女の「ハッピー」で「カラフル」な世界観にマッチしたものを彼女自身が選んだものです。例えば「ロクサンヌ・アスリン(Roxanne Assoulin)」(ジュエリー)、「アムローズ(Amrose)」(スニーカー)、「ウズ(Uzu)」や「キュレ(Kure)」(いずれもコスメ)、「パンゲア(Pangaia)」(サステナブルTシャツ)など、幅広いコンテンポラリー・ブランドのクリエイターを集めました。多くはミラの友人達でした。

「Hello Miami」(マイアミで開催したポップアップストア)ではどんなアイテムが人気でしたか?

ミラ: 「アムローズ」の手刺繍入りシューズや「Hello Miami 」手編みマスコット、米国人アーティストのウィリアム・ラチャンス(William LaChance)によるバスケットボールなどポップアップストア限定アイテムはどれも好評でした。

サラ: 間違いなくウィリアム・ラチャンスのバスケットボールでしたね。

なぜお二人は二度目のコラボの場所に東京を選んだのですか?

ミラ: 以前から東京でポップアップストアをやるのが夢でした。日本人の完璧なものをどこまでも探し求めるという姿勢や細部への徹底したこだわりはすごいと思います。東京でのポップアップストアについては、(「コレット」の閉店後)ファッションのコンサルティング会社「ジャスト・アン・アイデア(just an idea)」を立ち上げたサラに伊勢丹のほうからコンタクトがあり、私も素晴らしい企画だと思って受け入れることにしたのです。ただ、今回(新型コロナウイルスの影響で)東京に行けなくなってしまい、それが少し残念ですが…。

サラ:伊勢丹のほうから新宿店の二階にある新しいイベントスペースで通年様々なポップアップストアを展開したいということでお話をいただき、今回の企画につながりました。

マイアミに続き、東京でも二回目のポップアップストア開店となりましたが、次のコラボ予定もあるのでしょうか?すでに企画内容や開催都市など検討されていますか?

ミラ: ぜひ三回目もやりたいです!ロサンゼルスかロンドンでやってみたい。 :)

サラ: 今のところ計画はありませんが、今後サプライズで何かあるかもしれませんね。

お二人は今、(新型コロナウイルスの影響により)ご自宅で過ごされているかと思いますが、気分転換になるお勧めのpodcastやwebiner (オンラインセミナー)はありますか?

ミラ: インド系アメリカ人医師のディーパック・チョプラ(Deepak Chopra)さんのオンライン・メディテイション(瞑想)プログラム(chopracentremeditation.com)です。

サラ : 米国の人気絵本作家オリバー・ジェファーズ(Oliver Jeffers)が自身のインスタグラム(@oliverjeffers)で自宅待機している読者に向け毎日バーチャル読み聞かせイベントを配信しているのですが、それが気に入っています。

写真: "Hello Tokyo"会場の様子

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