InstaMall CEOのエリオット・アブードが語る、ラグジュアリーファッションの当日配送
フレグランスブランドのAroma360およびHotel Collectionを、米国で30店舗以上、ドバイで2店舗へと成長させた経歴を持つInstaMallの創業者兼CEO、エリオット・アブードが、マイアミで新たなアプリを立ち上げた。同アプリでは、バルマン(Balmain)、ガニー(Ganni)、リフォーメーション(Reformation)などが挙げられる80以上のブランドから当日配送を提供する。
アブードはFashionUnitedに対し、「InstaMallは、実店舗での買い物の即時性とeコマースの利便性のギャップを埋め、人気の高いファッションブランドに当日配送をもたらしている」と語った。
iOSおよびAndroidで利用可能なこのアプリは、マイアミの主要商業施設5カ所(Miami Design District、Brickell City Centre、The Shops at Merrick Park、Bal Harbour Shops、Aventura Mall)にある店舗のリアルタイム在庫と買い物客をつなぐ。その他、同プラットフォームに参加するブランドとしては、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、プラダ(Prada)、ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)、コーチ(Coach)、ディーゼル(Diesel)、Aritzia、カルト・ガイア(Cult Gaia)などが挙げられる。InstaMallはブランドの本社ではなくマイアミの各店舗と提携しており、店舗側が在庫および価格の管理権限を保持する仕組みだ。
アブードによれば、このアイデアは「新しいブランドやスタイルの発見から、お気に入りのデザイナーズアイテムを迅速な当日配送で手に入れることまで、よりシームレスで便利なファッションの購買方法に対する需要の高まり」から生まれたという。さらに同氏は、その目的について、「小売業者および顧客の双方が重視するプレミアムな購買体験を維持しながら」、フードデリバリーやネットスーパーで顧客が慣れ親しんでいるスピード感を提供することだと付け加えた。
実店舗の小売から得た教訓
アブードは実店舗の小売業界出身である。Aroma360およびHotel Collectionでは、1号店のオープンとその後の店舗拡大を統括した。
同氏は、「Aroma360およびHotel Collectionを1号店から米国内30店舗以上、ドバイ2店舗へと成長させた経験から、一貫した質の高い顧客体験を維持しつつ小売ビジネスを拡大するために何が必要かを肌で理解した」と語る。また、「最大の学びの一つは、利便性とアクセスのしやすさ、そしてブランドと消費者の間にシームレスなつながりを構築することの重要性を理解したことだ」と述べた。
彼はこの経験がInstaMallに直接活かされていると考えている。「消費者の期待が進化し続ける中、お気に入りのブランドに期待される体験を損なうことなく、ラグジュアリーおよびコンテンポラリーファッションにオンデマンドショッピングの利便性をもたらす好機を見出した」と語った。
AIスタイリングとバーチャル試着
配送機能に加え、同アプリには商品の提案やコーディネートの構築、買い物客の質問にリアルタイムで回答するAIスタイリストが搭載されている。また、バーチャル試着機能により、ユーザーは購入前に選択したアイテムを自身の画像に合わせて確認することが可能だ。
「InstaMallでは、リアルタイムの在庫情報、AIを活用したパーソナライゼーション、そして当日配送を組み合わせることで、ファッションの発見と購買をより直感的でアクセスしやすく、便利なものにしている」とアブードは述べた。
今後の拡大計画
InstaMallは今後数週間から数シーズンにかけて取り扱いブランドを増やし、全米へ拡大する計画だ。次のターゲット市場としては、ニューヨーク、ロサンゼルス、テキサスが挙げられる。同社によれば、ラグジュアリーおよびコンテンポラリーブランドの小売プレゼンスが強く、利便性に対する消費者の需要が高まっている都市を優先しているという。
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