マーク ジェイコブス、I.T Groupとの提携で中華圏でのプレゼンスを拡大

米国のブランド管理会社であるWHP Globalおよび米アパレル企業のG-III Apparel Group(以下、G-III)は、香港を拠点とするファッション小売大手I.T Groupとの戦略的パートナーシップを発表した。これにより、中華圏全域におけるマーク ジェイコブスのさらなる成長を加速させる。

今回の提携は、2026年9月にWHP GlobalおよびG-IIIがマーク ジェイコブスのグローバルブランドを取得して以来、初の国際的なライセンス契約となる。

また、本契約の一環として、I.T Groupはマーク ジェイコブスの既存の中華圏事業を取得し、同ブランドの長期ライセンス契約を締結した。

G-IIIの会長兼最高経営責任者(CEO)であるモーリス・ゴールドファーブは、「マーク ジェイコブスには力強い未来があると確信しており、長期的な視点でのビジネス構築に注力している」と述べた。

さらに同氏は、「当社のアプローチは、各市場を個別に分析し、事業を推進するために適切な機能を配置することである。I.T Groupは中華圏において確固たる実績を有しており、共に大きな成果を達成できると確信している」と続けた。

中華圏全域でのリテール網拡大を計画

I.T Groupは、マーク ジェイコブスの既存の小売基盤を活用しつつ、新たな独立型ブティック、ショップインショップ、デジタルコマース、そして卸売チャネルへの投資を通じて、中華圏全域でのブランドのプレゼンス拡大を図る計画だ。

I.T Groupの創業者兼会長であるシャム・カーワイは、「マーク ジェイコブスは独自のクリエイティブなアイデンティティを持ち、中華圏の消費者から高い支持を得ている」とコメントした。

また、「当社のオムニチャネル・プラットフォーム、現地市場に関する深い知見、そしてこの地域で約40年にわたり国際的なファッションブランドを育成してきた経験を活かし、リテール網の拡大およびデジタルコマースを通じてブランドの成長を加速させる大きな可能性を見出している。中華圏のより多くの消費者にマーク ジェイコブスを届けていきたい」と付け加えた。

1988年に香港で設立されたI.T Groupは、中華圏全域で280以上の販売拠点およびEコマースプラットフォームを展開するオムニチャネル・ファッションリテーラーである。同社が運営する複数のリテールコンセプトとしては、I.T、i.t、EXI.Tなどが挙げられる。さらに、同社のデジタルプラットフォームでは、400以上のデザイナーズ、コンテンポラリー、ストリートウェアのブランドを取り扱っている。

WHP Globalの創業者兼会長兼CEOであるイェフダ・シュミドマンによれば、今回のパートナーシップは同ブランドの世界的なロードマップにおける重要なステップであるという。

シュミドマンは、「我々はマーク ジェイコブスのグローバル成長戦略の実行に注力しており、中国市場におけるI.T Groupとの提携は重要なマイルストーンとなる」と述べた。

シャムが率いるI.T Groupがこれまで中華圏に導入し育成してきた国際的なファッションブランドとしては、ア・ベイシング・エイプ、アクネ ストゥディオズ、カーハート WIP、コム デ ギャルソン、オフ-ホワイト、パーム・エンジェルス、ステューシーなどが挙げられる。


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